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遊びの流儀〜遊楽図の系譜展を観てきたよ [アート]

6月26日からサントリー美術館で始まった「遊びの流儀〜遊楽図の系譜」展、初日に行ってきました。

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この展覧会は日本美術史における「遊び」の造形に着目しながら、野外遊楽や都市風俗を描く「遊楽図」を集めた展覧会です。江戸時代に描かれた図屏風を中心に展開されていましたよ。

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今の時代はデジタル社会なので、ゲームもテレビ、パソコン、スマホなんかでの遊びが中心なのかしら?うちの界隈の子供たちは、わりと公園で駆け回っているけど、室内で遊ぶ子も多いだろうね^^
あ、でもカードゲームなんかはあるのか??

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平安時代から江戸時代。この時代での遊びは・・・
琵琶&琴などの管弦の遊び、貝合わせ、組香、鶯の鳴き声の優劣を比べる鶯合わせなんていうのもあったそうな。それからカルタや双六。外での遊びなら、羽根突き、雪遊び、花見や月見。こうやって見ていくと、日本には四季があるから、季節の移り変わりを楽しんで、それぞれの季節に合わせた遊びがあったんだなーと実感です。

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もともとこの展覧会を企画したのは、サントリー美術館のコレクションに「南蛮漆器」が加わったことがきっかけなんだそうな。これ、バックギャモンが出来る箱。輸出用に作られたみたいです。

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桃山時代のもので、箱自体は住吉大社や清水寺に人々が参詣する様子が蒔絵と螺鈿であしらわれていて、とっても優雅。めちゃめちゃ日本風なのに開けるとバックギャモン。ビックリしました。日本では西洋双六って呼ばれてるんだね。

双六は平安時代以前に大陸から「盤双六」というものが入ってきたそうです。馴染みのある絵双六とは違うもので、源流はバックギャモンなんだって。貴族の間で大流行して、持統天皇が禁止令を出したんだとか。知らなかった・・・

海外から伝わったカルタの展示もありました。さすがどことなく異国情緒満載。
トランプやタロットの小アルカナカードを彷彿とさせるデザインのものもあって、なかなか面白いです。

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「士農工商器財尽絵合かるた」というのもあって、それぞれの職業に関する道具が漢字とひらがなで書かれていて、和漢双方の呼び名を学べるものでした。子供に諺やたとえ話を覚えさせる「いろはかるた」は確かに小さい頃遊んだなーなんて、懐かしかったです。

とっても珍しいものも観られて楽しい展覧会でしたよ。

さて。ランチはラーメン!と言いたいところですが、この日は違うのだ。東京ミッドタウン内のカフェでヘルシーにサラダランチ。野菜たっぷりいただきましたー!

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遊びの流儀〜遊楽図の系譜
サントリー美術館
2019年6月26日〜8月18日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2019_3/
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帰宅後、うちにある遊び道具を出してみたよ。

花札の絵柄って、和歌ややまと絵の世界から題材を抜き出したものなんだね。この大胆なトリミングによって、絵札の視認性を高めているんだって。そんな深いものだったとは知らなかった・・・

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大学時代に横浜開港資料館のショップで買った「横濱歴史イロハカルタ」です。
カルタの原版は関東大震災前、ある子供新聞社が正月用の付録として配布したものなんだって。大震災前の横濱の姿を偲べるカルタ。一回も使ってないけどww

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このトランプは小学5年か6年の夏休み、郡山市の文房具屋さんで母親に買って貰ったもの。良く覚えているでしょう^^
めちゃめちゃ嬉しかったんだよねー。当時、サンリオのこのキャラが好きだった記憶だけはあるんだけど、キャラの名前は忘れました。だいぶ黄ばんでいるねw

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あと、懐かしいって思う人いるかな?
指からおばけの煙が出るカード。裏面になんか接着剤みたいなものが付いてて、それを指に付けてこすり合わせると煙が出るってやつです。ためしにやったら劣化してて煙は出ませんでした(笑)

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ラストは、高校の授業中に作って遊んだ双六(笑)
まー、根気よく描いたものだ!

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休み時間サイコロ振って友達と数回だけ遊んだ記憶があります ^m^
たぶん大学1年の頃も遊んだかも・・・

水性サインペンで書いてるので、いずれ消えちゃうかなあ??
誰か一緒に遊びますか?(笑)

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