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美を紡ぐ〜日本美術の名品展に行ってきました [アート]

東京国立博物館で開催中の「美を紡ぐ〜日本美術の名品」展に行ってきました。

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皇室の至宝・国宝プロジェクトの第二弾。皇室ゆかりの作品を紹介する展覧会です。平安から近世までの作品が楽しめますよ。過去の展覧会で観たものもあったけど、初めて観る作品が多かったです。そしてさすが皇室関連の所蔵品、保存状態が良いものが多いね^^

狩野永徳の屛風絵や雪舟の山水図なども楽しかったけど、個人的に気に入ったものがいくつかあったので載せちゃおう。

まずは、うみちゃんの尻尾みたいにふわふわの狐さん(笑)
西村五雲って人の作品。昭和7年に宮内省買い上げとなった作品なんだって。

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それから、谷文晁(ぶんちょう)の虎図。江戸時代後期の画家です。

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毛の質感がすばらしくて見入っちゃいました。単眼鏡で覗くと、1本1本、毛が丁寧に描かれていて、そしてジロリと開いた目が動きそうな、そんな感じ。水に映りこむ顔も格好いい^^

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無線七宝で有名な濤川惣助。この作品も七宝です。まるで絵画のようなたなびく雲。どうやったら七宝でこんなふうに表現できるんだろう。

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1893年に開催されたシカゴ・コロンブス世界博覧会の出品作で、これは絵画として展示されたんだって。雲から顔を出す富士の山頂。神々しい存在感を放っていました。

横山大観の龍咬躍四溟(りゅうこう しめいに おどる)も大きな作品で迫力がありました。大観の描くぐるぐるとした波だったり雲だったり、この表現が個人的には好きです^^
この龍たちは、なんかとっても表情が愛らしかった。

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高村光雲の猿置物も好みの一品。大正11年、秩父宮雍仁親王の成人式に際し献上された品なんだって。

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高村光雲と言えば、トーハク所蔵の「老猿」がお気に入りなのですが、こちらは猿回しの芸を演じてるところなので、ちょっと飄々とした顔立ちです。
ちなみに、現在は展示されてないけど「老猿」はこんな作品だよ^^

かっこいいー!

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「美を紡ぐ〜日本美術の名品」展
東京国立博物館 本館特別4・5室
2019年5月3日〜6月2日
https://tsumugu-exhibition2019.jp/

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