吉見百穴に行ってきたのでした [ふらり旅・イベント]
5月2日、朝早く起きてバイクで出掛けてきました。朝はまだ寒くて菖蒲PAに着くころには身体が冷え切ってました。ラーメンを食べてあたたまったよ。期待してなかったら、なかなか美味しいラーメンでした(笑)
今回の目的地は埼玉県にある吉見百穴(よしみひゃくあな)です。
大学一年の夏休みは発掘のバイトをしました。そのときの現場監督さんが休みの日に連れてきてくれた場所。この監督さんはこの周辺に点在する古墳もいろいろ案内してくれました。北海道は本州とはちょっと違う文化を辿っているので、いわゆる「古墳時代」が無いのです。監督さんはいろいろ古墳のことを教えてくれたのですが、残念ながら当時、きちんと知識として身についたのかどうかは謎ww
ここ、吉見百穴は、古墳時代の後期〜終末期(6世紀末〜7世紀後半)に造られた横穴墓です。
この不思議な景色が記憶に残っていて、今回また行ってみたいなーって思って、相方くんに連れてきて貰ったのでした。当時はもっと寂れていた気がするけど、それなりに整備されて、しかも有料になってました。
横穴墓は大地の斜面を掘削して墓にしたもの。吉見百穴のこの場所には、太平洋戦争末期に地下軍需工業が造られたのです。現在は調査・修復工事中なので、こちらには入ることは出来なかったよ。ここの前に立つと、すごく空気が冷たかった〜!
横穴墓は入れる場所もあるので、のぼってみます。1つの横穴墓には複数の遺体を埋葬しているところもあるの。家族単位で追葬していたみたいです。古事記の話の中で、黄泉の国に行ったイザナミさんは、ウジがわいた姿云々という記載があるけれど、ここはまさに黄泉の国だよね。こんなふうに追葬していたのなら、先に旅立った死者がどんな状態なのか、昔の人たちは、よーく知っているわけだよねえ(笑)
相方くんも横穴墓に入ってみます。
もちろんわたしも入るよ〜〜!
ここに死者が眠っていたんだね。
残念ながら、心ない人たちによって壁には文字が掘られちゃってます。昔は夜中でも自由に入る混むことが出来たから、かなり荒らされてしまったところもあるみたい。お墓なのにね。(心霊スポットにもなっていたみたいですよ)
狭いところはしゃがんでいないと無理な大きさ、広いところはその場に立って見学できます。
今でこそ横穴墓だと分かっているけれど、明治20年に東京大学院生の坪井氏によって発掘されたときは、この横穴は土蜘蛛人(コロボックル人)の住居として造られたもので、のちに墓穴として利用されたと言われていたんだそうな。
大正時代になって、古墳時代の後期に死者を埋葬する墓穴として造られたってわかり、住居説は覆されたのでした。コロボックルは北海道では馴染みのある小人だから、その説明が印象に残っていたのよね(笑)
てくてく散策して百穴がある丘陵のてっぺんに出ました。
これもツツジかな?
綺麗に咲いていたよ^^
ここの横穴墓には天然記念物のヒカリゴケが自生している穴もあるのです。昔は勝手に入れた記憶があるけど、今は保護のためにヒカリゴケがある穴には柵が設置され、中に入れないようになっていました。そうやって保護してほしいわ、まじで!(笑)
写真だと分からないよね。実際は、太陽の光が当たって綺麗な黄緑色に光っていました。ウン十年ぶりに来ることが出来て良かったなー^^
今回の目的地は吉見百穴だったけど、せっかくバイクで日帰り旅をしてるので、ちょっと足を伸ばして貰って、教養課程のころに通ったキャンパスも観に行くことにします。このバイクに二人乗りです〜。
のどかな景色を眺めつつ出発ですよ^^
つづく。
*******
吉見百穴
埼玉県比企郡吉見町北吉見327番地
tel:0493-54-4541
大人:300円(中学生年齢以上)
子供:200円(小学生年齢以上 ※小学生未満無料)
2019年5月3日現在の情報です。
今回の目的地は埼玉県にある吉見百穴(よしみひゃくあな)です。
大学一年の夏休みは発掘のバイトをしました。そのときの現場監督さんが休みの日に連れてきてくれた場所。この監督さんはこの周辺に点在する古墳もいろいろ案内してくれました。北海道は本州とはちょっと違う文化を辿っているので、いわゆる「古墳時代」が無いのです。監督さんはいろいろ古墳のことを教えてくれたのですが、残念ながら当時、きちんと知識として身についたのかどうかは謎ww
ここ、吉見百穴は、古墳時代の後期〜終末期(6世紀末〜7世紀後半)に造られた横穴墓です。
この不思議な景色が記憶に残っていて、今回また行ってみたいなーって思って、相方くんに連れてきて貰ったのでした。当時はもっと寂れていた気がするけど、それなりに整備されて、しかも有料になってました。
横穴墓は大地の斜面を掘削して墓にしたもの。吉見百穴のこの場所には、太平洋戦争末期に地下軍需工業が造られたのです。現在は調査・修復工事中なので、こちらには入ることは出来なかったよ。ここの前に立つと、すごく空気が冷たかった〜!
横穴墓は入れる場所もあるので、のぼってみます。1つの横穴墓には複数の遺体を埋葬しているところもあるの。家族単位で追葬していたみたいです。古事記の話の中で、黄泉の国に行ったイザナミさんは、ウジがわいた姿云々という記載があるけれど、ここはまさに黄泉の国だよね。こんなふうに追葬していたのなら、先に旅立った死者がどんな状態なのか、昔の人たちは、よーく知っているわけだよねえ(笑)
相方くんも横穴墓に入ってみます。
もちろんわたしも入るよ〜〜!
ここに死者が眠っていたんだね。
残念ながら、心ない人たちによって壁には文字が掘られちゃってます。昔は夜中でも自由に入る混むことが出来たから、かなり荒らされてしまったところもあるみたい。お墓なのにね。(心霊スポットにもなっていたみたいですよ)
狭いところはしゃがんでいないと無理な大きさ、広いところはその場に立って見学できます。
今でこそ横穴墓だと分かっているけれど、明治20年に東京大学院生の坪井氏によって発掘されたときは、この横穴は土蜘蛛人(コロボックル人)の住居として造られたもので、のちに墓穴として利用されたと言われていたんだそうな。
大正時代になって、古墳時代の後期に死者を埋葬する墓穴として造られたってわかり、住居説は覆されたのでした。コロボックルは北海道では馴染みのある小人だから、その説明が印象に残っていたのよね(笑)
てくてく散策して百穴がある丘陵のてっぺんに出ました。
これもツツジかな?
綺麗に咲いていたよ^^
ここの横穴墓には天然記念物のヒカリゴケが自生している穴もあるのです。昔は勝手に入れた記憶があるけど、今は保護のためにヒカリゴケがある穴には柵が設置され、中に入れないようになっていました。そうやって保護してほしいわ、まじで!(笑)
写真だと分からないよね。実際は、太陽の光が当たって綺麗な黄緑色に光っていました。ウン十年ぶりに来ることが出来て良かったなー^^
今回の目的地は吉見百穴だったけど、せっかくバイクで日帰り旅をしてるので、ちょっと足を伸ばして貰って、教養課程のころに通ったキャンパスも観に行くことにします。このバイクに二人乗りです〜。
のどかな景色を眺めつつ出発ですよ^^
つづく。
*******
吉見百穴
埼玉県比企郡吉見町北吉見327番地
tel:0493-54-4541
大人:300円(中学生年齢以上)
子供:200円(小学生年齢以上 ※小学生未満無料)
2019年5月3日現在の情報です。