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やっと行けた!ピエール・ボナール展 [アート]

国立新美術館で開催している「ピエール・ボナール展」に行ってきました。

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オルセー美術館と、国内の美術館の所蔵品あわせて 130 点を超えるボナール作品が観られます。もっと早くに行くつもりだったけど、なにせうみちゃんの病気があったからね^^;
今月 17 日までの開催です。

19 世紀末のフランス。
ナビ派(簡単に言うと、ゴーギャンの絵画理論に強い影響を受けた人たちの集まり)からスタートしたボナール。当時ジャポニスムが一世を風靡していたので、浮世絵の影響をかなり受けた人です。

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縦長の構図や平面的な絵画を描いてました。
その後は、目にした光の印象を絵画化していって、独自の世界に入っていくんだけど、ボナールの作品には猫がわりと描かれていて、この作品 ↓ を観に展覧会に行ったと言っても過言ではないですw

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のび〜〜っとした猫ちゃん。可愛いんだよねーww
もちろん、こちらの作品も可愛いのですが^^

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でも一番気に入ったのはこの作品。
「食卓の母と二人の子ども」というタイトルなんだけど、どうみても主役は絵の中心にいる猫!って私は思っちゃったよ。

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ポストカードが売られていなかったので、小さい画像しか探せなかった。
これだと分からないけど、実物の作品では、猫はとっても得意げな顔(ドヤ顔と言って良いかも?)をしていて、その表情がたまらなく良かったです。

さてさて。
コート・ダジュールのル・カネという場所に家を買ったボナールは、晩年をここで過ごしました。第二次世界大戦のときもこの地に留まって、「永遠の夏の景色」を描いたんだそうです。
どの作品も光にあふれていて素敵でした。

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こちらが最後の作品。「花咲くアーモンドの木」(1946-47)

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この作品を描いてる頃は、もうほとんど自分で絵筆を握れなくなっていたとか。
甥に頼んで、もとは緑色だった画面左下を澄んだ黄色に塗り替えて貰ったそうです。緑の地面よりも幻想的になって、どことなく光り輝いて、天に導かれそうな・・・というのは考えすぎか(笑)
心がじんわりする素敵な作品でした。

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ピエール・ボナール展
国立新美術館
2018年9月26日〜12月17日
http://bonnard2018.exhn.jp/
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この展覧会のあとは、腹ごしらえをして展覧会のハシゴ。
その記事は後日^^

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おまけ画像はあおの寝姿^^
ちょっと絵画っぽい???(笑)

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