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横山華山展に行ってきました [アート]

東京国立博物館で大報恩寺展を観たあとは、東京駅へ移動。
東京ステーションギャラリーで開催中の「横山華山展」に行ってきました。

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横山華山(1781 or 1784 ~1837)は、江戸時代後期の京都で活躍した人気絵師なんだけど、この人物も昭和になって忘れ去られた人物です。
狩野派などの伝統的な画派に属さなかったことと、幅広い画域を持っていたが故に、美術史のなかで分類しづらかったというのも要因だったみたい。あとは、作品が海外に流出していたので、国内で観る機会がなかったというのも理由の一つらしいです。

今回は、ボストン美術館や大英博物館に渡った作品も里帰りしてます。
横山華山は曾我蕭白に傾倒していたので、雰囲気が似ている作品もけっこうありました。

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「紅花屏風」という作品は、のっぺりした印象ではなく、とても奥行きを感じました。人々の暮らしが表情豊かに描かれていたよ。キャプションを見ると、10月6日放送の「美の巨人たち」では、この作品が取り上げられるそうな。興味があったら是非是非番組を観てね。わたしも観ます^^

IMG_5534.jpg 紅花屏風

「唐子図屏風」では、子供たちの生き生きした表情が印象に残りました。
遊んでいる子供たちの笑い声が聞こえてきそうな屛風絵でしたよ。

見応えがあったのは、「祇園祭礼図巻」です。

0003.png 祇園祭礼図巻

江戸時代後期の祇園祭の全貌を、上下巻約30mに渡って描いた絵巻で、めちゃめちゃ緻密に描かれていて目を奪われました。上巻は、宵山や山鉾巡行の前祭が描かれていて、下巻には後祭や、芸妓が練り歩く「祇園ねりもの」が描かれていました。後祭は、2014年に50年ぶりに復活した祭りなんだとか。

この絵巻は、行事の様子や鉾の懸装品・御神体を正確に描いているので、この絵巻を参考にして200年近く休み山となっている鷹山を復興させようという動きもあるんだって。凄いわ!
でもね、そのくらい本当にいろいろなものがリアルに描かれていました。ぜひぜひ会場で実物を見てほしいです^^

展覧会後は・・・せっかく東京駅に居るので、ラーメンストリートへGO!!

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一度は食べてみたかった斑鳩さんに来ましたよ。
豚骨魚介らー麺を注文っ

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魚の出汁もきいているので、そこまで脂を感じることなくいただけました^^
スープ、美味しかったです^^

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「横山華山展」
東京ステーションギャラリー
2018年9月22日〜11月11日
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201809_kazan.html
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明日からは、キャットポールネタになります!
しばらく猫ブログになると思われますww

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