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藤田嗣治展に行ってきました [アート]

上野、東京都美術館で開催されている「藤田嗣治展」に行ってきました。

ちらし

明治のなかばに生まれ、戦争をたくさん見て、そしてフランス国籍を取ってヨーロッパの地で生涯を終えた藤田嗣治。(レオナール・フジタ)
フジタの展覧会は何度も観てるけど、開催されると行ってしまう。この展覧会は没後 50 年記念ということで、見応えじゅうぶんの大回顧展でした!

すごい

フジタの生涯を辿っていく構成かな。
フランス国籍をとった晩年の作品はよく観るけど、初期の頃の作品や、1930年代に北米や中南米を旅した時の作品は、あまり観たことがなかったので新鮮でした。

日本初出品の作品もありましたよ。
「エミリー・クレイン=シャドボーンの肖像」
クッションの質感、模様、ものすごく細かく描かれていて引き込まれました。背景は銀箔なんだって。

素敵

フジタは戦争中、日本の陸海軍の依頼で戦争を題材に公式の戦争絵を描いていたのは有名なオハナシ。今回の展覧会では、その作品が間近で観られました。屍の表情を観ていると胸が痛くなるよ。

東京国立近代美術館所蔵の「アッツ島玉砕」
近代美術館では照明が暗くてよく見えてなかったんだけど、今回はじっくり観ることが出来ました。

これです

戦後、フジタは日本を離れる準備をするんだけど(いろいろあったから)、そのときに描いた「私の夢」

しらないよー

戦争責任問題で騒いでいる周りのことなど知ったことかと、新天地での生活を夢見るフジタ自身かもと、説明されていました。

晩年の聖母を描いた作品も、それから乳白色の裸婦の作品も、工芸も堪能できる展覧会です。面白かった!

個人的に気に入った作品。「美しいスペイン女」

いいでしょ

今回は夕方から閉館時間まで居ました。この時間帯も空いていたけど、会期が始まったばかりだからかも。テレビで特集が組まれたら混雑すると思うので、興味がある方はお早めにどうぞ^^

ラッシュの時間帯になる前に、上野駅構内でサクっとラーメンを食べて帰宅しました。

ラーメン

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没後50年 藤田嗣治展
東京都美術館 上野
2018年7月31日~2018年10月8日
http://foujita2018.jp/

【巡回】
京都 2018年10月19日~12月16日
京都国立近代美術館

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