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「くまのもの ~隈研吾とささやく物質、かたる物質」を観たよ [アート]

うりくまさんのブログで紹介していた展覧会、東京ステーションギャラリーで開催している「くまのもの~隈研吾とささやく物質、かたる物質」展に行ってきました。

ちらし

世界的建築家・隈研吾。私は正直知りませんでした。
でも、2020年開催の東京オリンピックで会場となる新国立競技場の設計や、2020年までに品川・田町間に誕生する品川新駅(仮称)の設計などをしてる人物だったわ。

この展覧会は、隈研吾が携わった約 30 年に及ぶプロジェクトの集大成として、実物素材による原寸大の部分模型や小型模型を展示。そして隈研吾が考える、物質と人間の関わり方の未来像を提示するものとなってました。

素材となった竹、木、紙、石、土で作られた建築の紹介で、殆どすべての作品の撮影が OK でしたよ。

竹

20 世紀はコンクリートという便利な技術で、今までの技術を一掃してしまった時代。21世紀はもう一度それぞれの文化を復活させる時代だと隈研吾は言ってます。確かに今の日本の主要都市は、どこも似たような感じで個性がないです。

こんなふうに木を美味く利用した建物があったら見惚れちゃうなあ。

素敵

小さい部材を沢山組み合わせて作っていくのが、日本の伝統木造の1番良いところだって。そうだよね、昔の日本の建物(神社や寺)や橋なんかは、組木のような感じで作られてるよね。

こちらは竹ひごのパヴィリオン。4mmφの細さだって。
なんだか深海深くに迷い込んだようにも感じてしまったわ。

神秘的

新千歳空港のANAラウンジも手がけていたとは!
ANAのラウンジには入れないから見ることが出来ないーーー。

いいね

織部の茶室もあります。
歪んだ半円形の形状にカットされた厚さ5mmのプラスチック段ボールで作られてるそうな。戦国時代に活躍した古田織部は歪んだ茶碗を作っていたから、その織部に敬意を表してこの名称にしたんだって。

面白いね

このガラスのランプは、チェコのガラスファクトリーとのコラボだとか。現代建築では均一な工業製品として扱われるガラスに対して、手作りの一品生産に挑戦したんだそうです。とても味わい深い作品だなって思いました。

ガラス

そして品川新駅(仮称)の模型もありました。
あまりにも他の山手線内の駅とは違いすぎて、浮いちゃう??(笑)

ふむふむ

これを機に、他の駅もそれぞれ個性ある駅舎になったら楽しいかもーなんて思いながら展覧会場をあとにしました。

この日のランチは蕎麦!京橋の「みや美」
ここの蕎麦はコシがあって好き^^

蕎麦〜

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「くまのもの~隈研吾とささやく物質、かたる物質」
東京ステーションギャラリー
2018年3月3日〜5月6日
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201803_kengo.html

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