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寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽 [アート]

ちょっと前の話になるのですが、サントリー美術館で開催している「寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽」に行ってきました。

ふむふむ

17世紀、江戸幕府が始まり戦乱の世ではなくなった頃。文化面でも新たな潮流が生まれたんだそうです。この寛永時代(1624~44) に生まれた寛永文化は、「きれい」という言葉に象徴される文化なんだって。

この「きれい」は、華麗と言うよりも落ち着いた上品な色彩。そしてモチーフを少なくして余白を大きくとった構図で、シンプルかつシャープな造形。本展覧会は、寛永の美に深く関わった小堀遠州、野々村仁清、狩野探幽の作品を中心に、江戸の新しい美を鑑賞しましょうという趣旨でした。

寛永文化ってあまり意識はしてなかったけど、小堀遠州、野々村仁清、狩野探幽はこの頃の人物なんだね。この寛永文化の中心人物として活躍したもう一人の人物、後水尾院の肖像画や後水尾院が書いた書も展示されてました。

茶人で江戸幕府の官僚だった小堀遠州に関わる展示は、やっぱり茶入れや茶器です。遠州が集めて、実際に茶会で使われたものなども展示されてましたよ。「あ、これ素敵」って思うのを見ると、本阿弥光悦の作品で、わたしは本阿弥光悦が好みなのか?(笑)

京焼の名工、野々村仁清の作品はもちろん茶碗や水指など。仁清の作品はきらびやかなイメージがわたしのなかではあったのですが、けっこう渋い!
解説を読むと、仁清が金森宗和って人から指導を受けていた頃は、渋い感じの「きれい寂び」だったそうな。宗和の死後、地方の大名好みの華やかな感じに作品が変わっていったそうです。

白釉円孔透鉢

狩野探幽の作品も、確かに安土桃山時代の狩野派よりもチョットすっきりした感じに見えます。

左
     右

江戸らしい雅に触れられた展覧会でした^^
展覧会後はラーメン!といきたいところだけど、2 日前に大学時代のサークル仲間と飲み会をして、体重が「ぎゃー!」ってことになっていたので、魚にしたよ。

ふははは

もちろんゴハンは少なめにしてもらった鉄火丼です。
食べた後は展覧会のハシゴ。六本木に居たので国立新美術館に行きますよー。

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寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽
サントリー美術館
2018年2月14日~4月8日
10:00~18:00 毎週火曜休館
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2018_1/
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おまけ:あおくんの美しい(?)横顔も UP しておこうww

美しいよ

※ 今日は夜まで外出してるので、コメントのお返事遅れます m(_ _)m
しかも酔っぱらってきます(笑)

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