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「仁和寺と御室派のみほとけ」展の後期展示を観ました [アート]

2月14日から、トーハクで開催中の仁和寺展は後期展示になりました。
いよいよ目玉の千手観音菩薩坐像と薬師如来坐像を見ることが出来ますよー。でもその前に、やっぱり私は孔雀明王サマを観るのです(笑)

じゃじゃーん

この孔雀明王像は江戸時代後期の作品。国宝の孔雀明王像を参考にして描いたもののようです。さすがに江戸時代に描かれただけあって、色が鮮やかに残っています。こちらの孔雀明王のお顔は三面じゃなくて一面。国宝の孔雀明王像は、三面六臂です。

わーい 【国宝・孔雀明王像(前期展示)】

前期である程度は観ているので、今回は後期展示をメインにじっくり観賞。
まずは、とってもとっても小さな国宝。仁和寺の霊明殿の秘仏本尊・薬師如来坐像です。

これです

大きさは、わずか 11cm ほど。台座を含めても 22cm 弱なんだそうな。白檀の木で出来た薬師如来さまです。溜息が出るくらい精巧に彫られていて、顔を近づけてまじまじ眺めたくなります。でも混雑していたから、人の頭越しに観ることになっちゃいましたが(笑)

きれいだーーー

金箔で施された如来さまの着衣の模様も実物では見えなかったけど、図録だとよく分かる(笑)
指のしなやかさは、小さな像でも目を引きました。本当に美しかった!

それから大阪・葛井寺(ふじいでら)の本尊。国宝・千手観音菩薩坐像!!
奈良時代(8世紀)の仏像です。

じゃじゃーん

1041本の手を持つ千手観音。この観音様は 360 度、グルリと回ってみることが出来るので、仏像の裏側もバッチリ観ることが出来ました。
体から1000本もの手が出てると思って、さぞや背中は重たいだろうと思っていたのですが、手だけの部分と体に分かれてました。構造が分かって面白かったです。

すごい

しかし・・・この手はすごい。気が遠くなるような作業だと思うんですけど・・・手だけじーっと観ていたらイソギンチャクにも見えてきてしまいました(笑)
このたくさんの手のどれかで私は救われるのだろうか??イソギンチャクって思った時点でダメでしょうか・・・^^;

展覧会自体はこれからますます混雑すると思うので、時間に余裕を持ってお出かけくださいマセ。前期に来て惚れてしまった菩薩坐像サマを再度眺めて、博物館をあとにしました。
あ、ちょっとだけ考古展示室に寄って、遮光器土偶と鳥形埴輪を観てきました^^

遮光器土偶

この鳥形埴輪、可愛いよね。
和歌山県の岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群から出土したものだそうです。羽を広げた姿がのびやかで、気持ちよさそうに飛んでいる感じがしました。

飛んでます

++++++
上野公園に来たときは参拝する五條天神社。

来ましたよー

梅がキレイに咲いていました。

良い香り

ふわっと良い香りもしたよ。空気は冷たいけど、春はもうすぐなのかな?

もうすぐだといいね

展覧会後のラーメンは豚骨ラーメン。私には若干脂っぽく感じてしまったので、カウンターにあった生姜を入れて食べました^^

ご馳走さま

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「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」
東京国立博物館
2018年1月16日〜3月11日
http://ninnaji2018.com/
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【前期展示の様子はコチラ】
http://rongo-rongo.blog.so-net.ne.jp/2018-01-17

あおくん

はい^^
じっくりイケニャンを堪能させて貰いますよw

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