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「ベルギー奇想の系譜展」でヘンな怪物に会ってきたよ [アート]

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催している「ベルギー奇想の系譜」展を観てきました。

ちらし

三井記念美術館で日本の地獄ワールドを楽しんだので、今度は西洋の地獄風な世界を楽しむよ。美術のなかでベルギーというと、幻想的なテーマの絵画が多いというイメージ。ボスやブリューゲルの流れをくむ、悪魔や怪物などのヘンテコな生物を描いたフランドル絵画の画家達が活躍したのでした。

この展覧会では、15〜17世紀のフランドル美術、そして19世紀末から20世紀初頭のベルギー美術、最後に20世紀のシュルレアリスムから現代までという 3 つのカテゴリに分けて展示されていたよ。

何と言ってもコレ

15〜17世紀のフランドル美術といえば、ヒエロニムス・ボスの影響を受けた絵画です!
この作品はヒエロニムス・ボス工房で描かれたものなんだけど、描かれたオーク板が1479年頃のものだと研究で分かって、そうするとボスの存命中になるみたいです。

描かれた七つの大罪・・・見ていくと・・・
私はコレを犯してるな。その名も「大食」ww

これです

酒壺を抱えて飲んでるし(笑)
ここで出会う友達が私には多そうよww

ルーベンスもまたフランドルの画家だけど、祭壇画のイメージが強いわ。でもカトリック教会からの要請で、悪魔や怪物を描く機会を与えられていたんだって。彼が描く悪魔の顔は、やっぱり迫力がありました。この作品は、反逆天使と戦う大天使聖ミカエルという作品でした。

肉々しい(笑)

19世紀末から20世紀初頭のコーナーでは、ロップス、クノップフ、アンソールといった画家たちの作品が展示されていました。このあたりの画家はあまり馴染みが無いのでちょっと新鮮でした。

そして20世紀のシュルレアリスムコーナーでは、わたしが好きなポール・デルヴォーの作品も展示されてました。2009年にやっぱりこの美術館で、「ベルギー幻想美術館展」を開催していて、そのときに来た作品に再会。

素敵でしょ

いいなー。こういう幻想的な世界。
観ていていろいろ空想出来るのが楽しい。

綺麗だわ

もちろんマグリットの作品も来てましたよーー^^
ベルギーの幻想的な絵画って面白いな。純粋に綺麗な作品ももちろん良いけど、こんなヘンテコな生き物が出てきたり、ニンフのようなものが出てきたりすると想像力がかき立てられます(笑)

この日は全然混雑してなかったのでラッキー。
みんな違う展覧会に行ってるのかな?この展覧会も楽しいですよ〜〜。

それにしても Bunkamura は、ブリューゲル展やベルギー絵画の展覧会が多いなあ。学芸員さんにこの分野が得意な人が居るのかな?(笑)
好きだから良いんだけどねww

んじゃ次!

美術館近くのラーメン屋さんで腹ごしらえをして、この日は展覧会のハシゴです。
次は山種美術館に GO! なのです。

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「ベルギー奇想の系譜」展
Bunkamura ザ・ミュージアム
2017年7月15日〜9月24日
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_belgium/

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