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「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」の試写会に行ったよ [映画・番組・GAME]

4月29日からロードショーとなる、映画 「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」 の試写会に当選したので観に行きました。

ちらし

日本でも何度かエルミタージュ美術館展は開催されていて、今も六本木の森アーツセンターギャラリーで 「大エルミタージュ美術館展」が開催されてます。この展覧会にも行くつもりなのですが、映画を観てからの方がより楽しめるかな?と思って、試写会を楽しみにしてました。

エカテリーナ二世が集めた絵画コレクションをもとに 1764 年に設立。
世界三大美術館(ルーヴル美術館、メトロポリタン美術館、エルミタージュ美術館)のなかで最も古い歴史を持つ美術館なんだけど、映画を観ると本当に激動の時代とともにエルミタージュ美術館はあったんだなと実感しました。

こんなかんじ 【映画ちらしより拝借】

なぜエカテリーナ二世がヨーロッパから美術品を集めたのか、とくに考えたことがなかったので「なるほどなー」と唸ってしまったわ。(なぜなのかは映画を是非w)

現在の館長さんのお話、革命時のことを知っているおばあさんのお話、切なくて胸をギューっとつかまれたような気持ちになります。自国の学芸員を強制収容所に入れたり処刑していた時代があったなんてビックリでした。

館長さん 【映画ちらしより拝借】

戦争のために何度も美術品を避難させたりしてるのは、映画 「ミケランジェロ・プロジェクト」 を思い出してしまったよ。極秘裏に運ばれる美術品たち。。。

作品を避難させて、美術館内に残っているのはカラの額縁だけ。
そこに疲れた兵士がやってきて、学芸員さんはそこに飾られていた絵の説明をしながら館内を案内して、兵士の疲れた心を和らげてあげたというエピソードは、思わずうるるとしてしまったわ。

館長さんの美術館のあるべき姿、学芸員を含めた自分たちがやるべきことの話は心を打たれるものが多かったです。

映画鑑賞後は、美術ブログの有名人 Tak さん (青い日記帳) のトークもありました。

こんな雰囲気

「日本でもいろいろエルミタージュ美術館展をひらいてますが、エルミタージュ美術館展と言ったら?」という Tak さんの問いかけに、答える人は誰も居なかったのですが、心の中で 「東武美術館!」って思いました(笑)

Tak さんの答えも東武美術館。
年に1回、必ずエルミタージュ美術館展を開催してました。東武美術館が幕を閉じるまで、いちおう関わっていた人間としては、今でも美術館の名前が出てくるのは嬉しいです(笑)

この映画、かなり面白かったです。
普段は見られない貴重な作品も惜しみなく見せてくれて良かったわ。
そして何よりも、ロシアという国の激動の歴史を美術館を通じて垣間見ることが出来たのは貴重でした。

たくさんのネコちゃんもネ^^
エルミタージュ美術館は、ネコが警備員だもんね(笑)

あおくん

あおじゃ警備員は務まらないなあ~ww
ちゅ~る出されたら、すぐにホイホイ付いていくでしょう!w

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「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
http://www.finefilms.co.jp/hermitage/
4月29日より公開

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