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国立科学博物館のラスコー展、面白かった! [アート]

昨日はブログさぼっちゃいました(笑)
国立科学博物館で開催中の 「世界遺産ラスコー展」 に行ってきました。基本は写真撮影 OK です。

図録

世界遺産のラスコー洞窟。
1940年9月8日に、とある少年の飼い犬が穴に落ちてしまったのが始まり。
あの穴は秘密の地下通路だ!と少年達は4日後にランプを持って穴に入って、無数の古そうな壁画を発見したのです。興味を持った村の教師が9月17日に洞窟に入ってびっくり仰天!先史学者に慌てて連絡したそうな。
その後、学者達の調査が始まって、世紀の大発見になったのでした。

でも観光客が多く訪れたことによって、バクテリア・菌類が増殖して洞窟内の壁画が破壊されはじめてしまったので、現在は非公開になってます。この展覧会では、ラスコー洞窟を立体的に再現してあって、とっても興味深いものになってます。

約2万年前。ラスコー洞窟の壁画を描いたクロマニョン人。
ホモサピエンスなので、今の人間とほんとに変わらない姿をしているんだね。

クロマニョン人

彼らが使った画材やランプ、そしてラスコー洞窟はこんなふうになってるんですよ〜という紹介を経て、いよいよ洞窟内へ!

わーい

再現されたものだって分かっているけど、なんかぞくぞくしちゃいました。
こんな素晴らしい観察力と技術力で描かれているんだね。クロマニョン人以前、この地に居たネアンデルタール人が描いたものは見つかってなくて、彼らの文明に芸術的要素は見当たらないそうな。

現代の研究では、ホモサピエンスのDNAに、絵を描いたり「美」「芸術」という概念が最初からあったのでは?と考えられてるそうな。

洞窟内の灯りが消えると、線画が現れました。
ラスコー洞窟内の壁画は、線画と塗りの両方で動物たちが描かれていたんだよ。

すごいなー

動きを表現するように、足が3本描かれていたり、顔を上下させているような絵もあるの。遠くにいる動物は薄く塗られていたり、立体感を表現してるものがあって、本当にすごいって思ったわ。

かっこいい

これが2万年前の人によって描かれているんだよね。感動だよ。

圧倒されます

本当に洞窟内の作品を観たら、もっともっと感動するんだろうねー。
洞窟内の様子はパネル展示がありました。雰囲気だけ味わおう。

こんなかんじ

なんとなくクロマニョン人は気性が荒く好戦的という印象を持っていたけど、ちょっと見方が変わりました。こういう分野も面白い。図録をじっくり読んでいこうって思ったわー^^

展覧会ではクロマニョン人の時代の日本列島の紹介もされてましたよ。
アフリカを出たホモサピエンス集団。日本列島には3万8000年前に到着したみたい。それでも土器が出現して縄文時代に入るのは、1万6000年前。まだその頃は壁画を描いてはいなかったようです(笑)

それでも、世界最古のもの (釣り針・磨製石器) が日本にもいくつかあったのが面白かったわ^^
さすが海の民族だけあって、航海技術はかなり高いものを持っていたようです。

わたしはかなり面白かった展覧会。
ラスコー洞窟の雰囲気を味わう良い機会だと思いますよ!ぜひぜひ^^
この展覧会は、宮城と福岡に巡回しまーす!

ミュージアムショップで見つけたクロマニョン人のQPちゃん。
なんて凜々しい顔をしてるの!(笑)

かっこいい

絵はがきも買ってきたよ。
アンモナイトの隣に飾ろう。長い長い歴史を感じるね^^

時の長さです

そして次回の展覧会も楽しみ!!
大英自然史博物館展です♪ 始祖鳥の化石が日本初公開だよー^^

うふふふ

展覧会後のラーメンは濃厚海老つけ麺。

ごちそうさま

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世界遺産ラスコー展〜クロマニョン人が残した洞窟壁画
国立科学博物館
2016年11月1日〜2017年2月19日
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2016/lascaux2016/index.html
公式サイト
http://lascaux2016.jp/

【巡回】
宮城:東北歴史博物館
2017年3月25日〜5月28日

福岡:九州国立博物館
2017年7月11日〜9月3日

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