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東京都美術館のゴッホとゴーギャン展に行ってきたよ! [アート]

東京都美術館で開催中の、ゴッホとゴーギャン展に行ってきました。

ゴッホ&ゴーギャン

二人とも19世紀末に活躍した画家です。ゴッホとゴーギャンと言えば、南仏のアルルで共同生活を送ったというエピソードが浮かびます。刺激しあった共同生活。でも現実をありのままに描くゴッホと、思考や想像から絵画世界を広げるゴーギャンでは、考え方の対立もあったりして、結局二人の共同生活は二ヶ月で終わってしまいます。

ゴッホが精神を病んで耳を切り落とす事件があり、ゴッホは病院へ。そしてゴーギャンはパリへ帰ったのよね。この展覧会では、二人の初期から晩年にわたる絵画、それからゴッホが影響を受けた画家の作品も展示されてました。

ゴッホとゴーギャンそれぞれの作品を観ていて、ゴーギャンの作品は難しいな〜って改めて思いました。好きな画家ではあるんだけど、なかなか理解が出来ない。
それに比べてゴッホは、こーゆー技法にチャレンジしたかったのかな〜とか、そのときの精神状態がわりと推し量ることが出来て、ある意味わかりやすい。

収穫

この収穫という作品も、観ていて素直に気持ちの良い作品だなって思えます。思わず深呼吸をしたくなる、爽やかな空気を感じます。

ゴーギャンのマルティニク島の風景は、熱帯のエネルギーと空気を感じる作品でした。これも観たままの風景ではないみたい。街っぽい雰囲気は排除してるようです。だからよけいに原始の風景みたく感じるのね。

ゴーギャン

南仏アルルの黄色い家で共同生活をしていた頃、ゴッホが描いたゴーギャンの椅子。一緒に暮らしてるときに、ゴーギャンの肖像画は1枚しか描かなかったようですが、この椅子には本とロウソクが描かれていて、「思考」「想像」 から制作するゴーギャンを象徴してるんだそうな。なるほどね。

いいね

なんとなく、ゴッホの愛情が感じられる作品で気に入りました。
ちなみにゴッホが黄色い家に住み始めたのは 1888 年 9 月 17 日なんだって。おお!9 月 17 日といえば、わたしの誕生日だ〜なんて、年表を見て驚きましたww

ゴッホ亡き後のゴーギャン。
タヒチに行ってそこで描いた作品が展示されてました。深い精神性を感じて、「うーむ」 と唸ってしまうよ(笑)

難しい

会場の最後。ゴッホの死後11年が経ち、タヒチでゴーギャンが描いた1枚が飾られていました。

ひまわり

ヒマワリの種をヨーロッパから取り寄せて花を咲かせたんだね。
そのヒマワリを椅子の上に飾って描いた1枚。どうやってもゴッホを思わせるよねー。こういう演出だと、鑑賞者は二人のいろんなエピソードを思いながらこの作品を眺めるよね。

そして、会場の出口には椅子が。
ここはカメラでパチリして OK でした^^

ふたり

まだ始まったばかりなので、そんなに混雑してなかったです。
でもこれからは混むだろうからお早めに^^

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ゴッホとゴーギャン展
東京都美術館
2016年10月8日〜12月18日
http://www.g-g2016.com/

【巡回】
愛知県美術館
2017年1月3日〜3月20日
http://www.g-g2016.com/aichi/index.html
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そして嬉しい情報!
じゃじゃーん!

ブリューゲル

来年、2017 年 4 月 18 日から東京都美術館ではブリューゲル!!
バベルの塔展だそうです!

久しぶりだな〜。ブリューゲル。
前回私が観たのは 2010 年の版画展だから、油彩画を観るのはかなり久しぶり。1995 年に東武美術館で開催されたブリューゲル展以来かも^^

16 世紀フランドル絵画の巨匠。ピーテル・ブリューゲル1世の作品が観られるぞ!
多分、彼本人の作品はコレだけかもしれないね。あとは同時代の画家達の作品だと思われます。(予想ですがw)

まぁ、ブリューゲル1世の作品って、油彩の真作は世界に 40 点くらいしかないみたいだもんね。
このバベルの塔は 24 年ぶりの来日だよ!

カレー

お昼ご飯は美術館内のカフェでカレーでした(笑)

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