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デトロイト美術館展 in 上野 [アート]

上野の森美術館で開催されているデトロイト美術館展に行きました。
初日に行ったよー!
報道関係のカメラは入っていたけど、お客さんはさほど多くなかったのでのんびりゆったり観ることが出来ました^^

入口

大阪と愛知ではすでに終了した展覧会。東京会場がラストなんだね。
デトロイト市は2013年に財政破綻。デトロイト美術館所蔵の作品も売却の可能性があったんだって。でも国内外の協力やデトロイト市民の声によって、1点も売却はされなかったそうな。

今回の展覧会は、所蔵品の中から、印象派、ポスト印象派、20世紀のフランス&ドイツの作品が来日したのでした。モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソなどなど。超有名どころの画家達の作品揃いです。

私は久しぶりにモディリアーニの作品に会いたいな〜と思って出かけのですが、1番気に入っちゃったのは、オディロン・ルドンの 「心に浮かぶ蝶」 です。実物はもっと深いくすんだオレンジ色のような背景で、炎のように見えるの。

ルドン

その炎を背景にして蝶が飛んでるみたい。速水御舟の炎舞をイメージしちゃったわ。
この蝶はルドンの心に浮かんだ蝶。魂を表してるんだったかな。私には炎に見えている背景のそのゆらめきに沿って舞う蝶は、どんな生き方をした魂だったのかな・・・なんて想像しちゃいました。

エミール・ノルデの 「ヒマワリ」 という作品は、20世紀のドイツ絵画のフロアで、まっさきに目に飛び込んで来ました。

ノルデ

2輪のヒマワリ。もう枯れかけていて種をいっぱい付けているんだけど、それがうなだれた人間に見えてしまったわ。なんだかずっしり重たい作品・・・って思いながらキャプションを読むと、当時癌を患っていたみたいです。それでもヒマワリの花びらには少しだけ生命力を感じました。

アンリ・マティスの 「コーヒータイム」 という作品も気に入りました。
シンプルな構図で女性の存在が引き立っていて、素直に好きだなって思える作品だったわ^^

マティス

モディリアーニは 3 作品来ていました。
久しぶりにアーモンド形の目。そして面長&首長の独特の作品を見つめられて満足!(笑)
展示数は 52 点。さほど多くはないけど、じっくり観て楽しむのにはちょうど良いかもしれないですネ。

最後のフロアは入口から近いので、ザワザワと五月蠅いのが難点だけどね^^;

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デトロイト美術館展
上野の森美術館
2016年10月7日〜2017年1月21日
9:30〜16:30
http://www.detroit2016.com/
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上野の森美術館のあとは、ふらふらと国立博物館へ。
10 月 30 日まで、酒井抱一の夏秋草図屏風が展示されているのだ♪

じゃじゃん

この作品大好きです。夏から秋の季節の移ろいを感じられるから^^

右

左

特別展じゃないと、殆ど人はいないので独占状態で観られるのがいいね^^
堪能しました♪

展覧会のあとはラーメンですよ。
豚骨塩ラーメン。もうちょっとコクがあるほうが良かったな(笑)

らーめん

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