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国立新美術館で開催中のダリ展に行ってきたよ [アート]

国立新美術館で開催中のダリ展に行ってきました。

ちらし

この展覧会、2016 年 9 月 4 日まで京都市美術館で開催していたから、関西方面にお住まいの方はすでに行かれている方も多いと思います (^ω^*

ダリ展、久しぶりだよなー。
多分 2006 年に上野の森美術館で開催された 「ダリ回顧展」 以来なんじゃないかしら?
その頃はまだ私も日本画より、コッチ系が好きだったから面白かったけど、すっかり和物好きになってるから、今回はどんな印象を持つのかドキドキ。

あおくん
ダリっぽいねww

サルバドール・ダリ(1904~1989)。
言わずと知れた、シュルレアリスムのなかでもとくに奇抜で特異な 20 世紀の画家です。

今回の展覧会は、ガラ=サルバドール・ダリ財団、サルバドール・ダリ美術館、国立ソフィア王妃芸術センターおよび、国内の所蔵品をあわせた約 250 点の作品が観られるんだって。
初期の作品から晩年の作品へという素直な流れの構成になっていました。

ちらし2

初期の作品を見ると、先人の画家達に習い、いろんな技法にチャレンジしている様子が凄く伝わってきました。
1929 年に、のちに映画監督となるブニュエルという人物と共同で、映画の脚本を手がけたことを機に、シュルレアリスムへと傾倒していったんだね。でも、1939 年にはシュルレアリスムと決別したらしいので、そこからは独自の路線で行ったのねー。

ダリの作風のなかで、澄んだ空気を感じる作品は、かなり好みです。
透明感があるというか、開放的な光を感じるんだよなー。

こんなかんじね

日本画も好きだけど、こういう作品もやっぱり好きだなって改めて思いました。
画面が小さくて分かりづらいけど、この作品 ↓ も好き勝手に注目する箇所を見つけて、自分なりに世界を想像するのが楽しい。

色も好き
< 謎めいた要素のある風景 >

広島と長崎に原爆が投下されたことに衝撃を受けたダリ。
この頃描かれた、ダリのぐにゃぐにゃした作風は、原爆の影響もあるのかなって感じました。

ぐにゃぐにゃ

この 「記憶の固執」 という金とダイヤモンドで出来ているアクセサリーは、すごく欲しかった!
めちゃめちゃ惹かれましたよ。

きらきら

核時代の到来によって変質した新しい世界。ダリは原子物理学と神秘主義を結びつけた芸術を模索していったそうな。その頃に描かれた、聖母が原子や中性子で構成されてるような作品。

どうですか

こういう作品をいくつか観ていて、マトリックスじゃないけど、たとえば超越した人がこの世界を見たら、ダリの描いた世界のように見えるのかもなんて思っちゃいましたよ(笑)

これ以外にも、舞台デザインのスケッチや不思議の国のアリスの口絵なども展示されていて、それも新鮮で面白かったです。
昔観た展覧会では、妻であるガラとの関わりが全面に出ている展覧会だったんだけど、今回はガラ色は少し薄目だったかな?

私は開催してすぐに行ったので、そこまで人は多くなかったけど・・・これは混雑する展覧会になりそうだね。京都でも混雑したのかな?

展覧会後のランチ。
いつもならラーメンなんだけど、今回は鹿児島のブタちゃんランチ^^

おいしい

ちょっとヘルシーに野菜と豚肉の蒸し物をいただきました〜〜♪

言わなくていいのー!

札幌に帰る前日だったからねww

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ダリ展
国立新美術館
2016年9月14日~2016年12月12日
http://salvador-dali.jp/

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