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国立博物館で開催の 「古代ギリシャ ― 時空を超えた旅」 展を観てきました [アート]

上野、東京国立博物館。
本館で 「ほほえみの御仏展」 を観た後は平成館へ移動。こちらで開催されているのは 「古代ギリシャ展」 です!!

パネル

今回の展示物はすべてギリシャからやってきました。
そしてまさに「古代」のギリシャを満喫できます!!だって初期新石器時代 (前6500〜前5800) の遺物まであるんだよ^^
展示物 325 点の 9 割は日本初公開なんだって。

リュトン

私たちが想像する古代ギリシャの美しい石像。今回の展覧会はそれ以前、エーゲ海に誕生した文明の出土品が多く展示されていたっていう印象を受けたわ。なので個人的にはすごく新鮮で面白かった^^
パレオマニア (古代妄想狂) ですからww

展覧会構成は以下の通り。
第1章 古代ギリシャ世界のはじまり (前6800年紀~前1100年頃)
第2章 ミノス文明 (前3200年頃~前1100年頃)
第3章 ミュケナイ文明 (前1600年頃~前1100年頃)
第4章 幾何学様式~アルカイック時代 (前900年頃~前480年)
第5章 クラシック時代 (前480年~前323年)
第6章 古代オリンピック
第7章 マケドニア王国
第8章 ヘレニズムとローマ (前323年~)

第一会場は、第4章までの展示なんだけど、ここを観終わった頃には足も疲れていたよ(笑)
新石器時代の出土品を観ていると、やっぱり本当に初期の頃っていうのは、どこの地域も共通する部分を感じるね。
そこからいろんな文化に発展していくのが面白いよなーって思いながら観てました。

スペドス型女性像

ミノス文明の水差しや甕は美しかったです。
黒地に曲線が面白いデザイン。こういうの家に飾りたいー(笑)

ステキ

こっちは、タコの吸盤が妙にリアルで凄かった!!
タコの足の先まで吸盤が細かく描かれていましたよ^^

いいでしょ

前17世紀の 「漁夫のフレスコ画」 は今回のチラシにもなっているんだけど、本当に綺麗でした。
サントリーニ島の火山の大爆発。それによって埋もれていたので、こんなに綺麗な色が残っているんだって。

これですー

サントリーニ島はアトランティスかも!なんて言われてる島の一つ。
この島の発掘調査はワクワクするだろうな(笑)

ミュケナイ文明では、やっぱり黄金製品に目が奪われちゃったわ^^
幾何学様式~アルカイック時代になると、大理石の像が出てきました。だんだんギリシャっぽい雰囲気が出てきたかな。

女神像

マケドニア王国のフロアも黄金でした!(笑)
マケドニア墓は 前4世紀 ~ 前3世紀頃のものなんだけど、マケドニア王や裕福な貴族たちの墓だけあって、副葬品が素晴らしかったです。

アレクサンドロスの頭部も展示されていたんだけど、これはアレクサンドロスの生前 (多分20歳頃) に彫られたものと考えられていて、世界で唯一のものだとか。ちょっと鼻が欠けていたけど凛々しいお顔でしたよ。

ヘレニズムとローマの時代に入ると、見なれた像がたくさん並んでいました。
あ、でもこの作品は、会場に入ってすぐに展示されていた像です。

綺麗よ

タソス島のポセイドン神域で出土した、イルカに乗ったアフロディテ像。
こうやって見ていくと、ギリシャは本当に神話とともに生きているんだなーって感じましたわ。いつか行ってみたいなあ^^

古代好きの人にはオススメの展覧会です!!

ギリシャ彫刻も美しいけど、あおくんも美しいですよ(笑)

ボクも美しいのさ!

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特別展 「古代ギリシャ ― 時空を超えた旅 ―」
東京国立博物館 平成館
2016年6月21日~9月19日
http://www.greece2016-17.jp/
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週末は読書してましたー。
今日はみんなのところに遊びに行きます(^-^)

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