SSブログ

「ほほえみの御仏 - 二つの半跏思惟像」展を観てきました。 [アート]

上野。東京国立博物館で開催されている 「ほほえみの御仏」 展を観てきました。

この特別展は、博物館本館の特別 5 室で、仏像 2 体だけの展示です。
その 2 体とは、奈良中宮寺門跡の国宝・半跏思惟像と、韓国国立中央博物館所蔵の半跏思惟像です。

じゃじゃーん

博物館に入場するときに手荷物検査があり、金属探知機のゲートを通ったんだけど、韓国から何か言われたのでしょうかねえ?
この特別展がおこなわれている 7 月 10 日までは検査を受けるみたいですよ。

さてさて。半跏思惟像 (はんかしゆいぞう) は、本来はこの世の悩みに思いを巡らせる出家前の釈迦をあらわしたものなのだけど、三国時代の朝鮮半島では弥勒菩薩として作られることが多かったんだって。

右足を左足にのせて考えてるようなポーズ。
私も弥勒菩薩のイメージが強いな^^

こちらは奈良、中宮寺門跡の国宝・半跏思惟像です。
7世紀は飛鳥時代の作品。顔だけをじっと見ていると、なんかとっても人間っぽいなーって思っちゃいました。中宮寺門跡では、聖徳太子のお母さんである "穴穂部間人" (あなほべのはしひと)の姿が刻まれたって言い伝えられてるんだって。けっこう大きな像でしたよ。

奈良

クスノキで作られた像。
仏像は自分の好きな角度を探さなくちゃね!(笑)
私個人としては、このチラシの角度よりももっともっと左側からみた顔のカーブが好みでした^^

フロア内、中宮寺門跡の半跏思惟像に対面するように、韓国の半跏思惟像が展示されてます。こちらは小さめの像だけど 83cm あるのね。韓国国宝 78 号だそうな。

韓国

三国時代、6 世紀の作品です。
ふっくらとした可愛らしい顔立ちでした。この像は、ほぼ正面から見てチョットだけ左にずれたところから見るお顔が好きだったわ^^

韓国では早い時期に作られた金銅仏なんだって。
この特別展は韓国でも開催されたそうですよ。中宮寺門跡の半跏思惟像が海を渡ったんだねえ。

広々とした空間で見ることが出来たけど、テレビでも取り上げられたら混雑するかもしれないね。会期も短いし、日本と韓国の国宝である半跏思惟像が並ぶってことは、もうないかもしれないので、興味のある方はお早めにどうぞ^^

うみ

あお

あおは、どっちかというと弥勒サマというよりはダリなんだよねw
今年はダリ展もあるから楽しみね^^
あ、京都近辺にお住まいの方は、京都市美術館で 7 月 1 日からダリ展ですよ!

--------
特別展「ほほえみの御仏 ―二つの半跏思惟像―」
東京国立博物館 本館 特別5室
2016年6月21日〜 2016年7月10日
http://hankashiyui2016.jp/
--------

この 2 体の仏像を見た後、平成館で開催中の古代ギリシャ展に行きました。
いやー、見応えありすぎた(笑)
その記事は後日。

ラーメン

この日は上野駅構内のじゃんがらで醤油じゃんがらを食べてサクっと帰りました。
うちのマンションの敷地内に咲き始めたアガパンサス^^

綺麗よね

nice!(78)  コメント(22)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート