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江戸博 : 「浮世絵から写真へ 視覚の文明開化」展を観てきました [アート]

江戸東京博物館で開催中の、浮世絵から写真へ 〜 視覚の文明開化展を観てきました。

どんなんかなーー

ふすま絵や屏風図、絵巻物から、人物や景色の一部がクローズアップされて、やがて大量生産される浮世絵が誕生。そして幕末になって写真機が入ってきて、浮世絵と写真が絡み合っていく作品の数々が展示されていました。

ちらしです

展覧会では、江戸から明治にかけての絵と写真が展示されていて、絵については江戸時代の浮世絵が中心です。そのなかに、写真が描かれていたり、写真機が描かれていたりしていて面白かったです。

写真は、幕末から明治にかけて活躍した写真師たちの作品。丸善社員の集合写真はけっこう大きくて、当時、社員であることを誇りに思ったのかなーなんて、ぼんやり思ってしまいました。

チラシの裏

歌川芳藤の 「開化旧弊興廃くらべ」 は、文明開化期のごっちゃりした感じが面白かったデス。
江戸時代からあったものと、明治期になって出てきたもの。新旧の文物が争う様子が、擬人化されて描かれていました^^

ごっちゃりw

それから、浮世絵で描かれた美人画と、美人写真のプロマイドもたくさんありましたよ!
いつの時代もプロマイドは人気なのねw
浅草の、今はもう無い凌雲閣の階段にずらーーーっと展示されていた百人の美女の写真。

どう?

たしか人気投票もされたんだよねー。
当時の美人さんをマジマジと見たのですが、今よりもやっぱり顔が大きいね(笑)
あ、わたしも大きくてバランスは悪いので人のことは言えませんがww

あおくん

あおくんの写真は売れるかもね(笑)

この展覧会で初めて知ったのは、「写真油絵」 というものです。
日本人が関心を寄せた西洋の表現技術、油絵。その油絵と写真を融合したものが写真油絵と言われるもので、横山松三郎 (1838-1884) が創始の技術なんだとか。でも後継者が途絶えて、失われた技法となったんだそうです。

写真油絵の作品は立体感と奥行きが感じられて不思議な感じでした。
勉強になって面白い展覧会でした!


いつもはラーメンだけど、この日はパスタ。
キノコとゴボウのパスタです。和風で美味しかったよ♪

ごちそうさまー

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浮世絵から写真へ 視覚の文明開化
江戸東京博物館
2015年10月10日(土)~12月6日(日)
午前9時30分~午後5時30分 ※土曜日は午後7時30分まで
前期展示:10月10日(土)~11月8日(日)
後期展示:11月10日(火)~12月6日(日)
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/
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※ 写真油絵
印画紙の表面だけを薄く残すように裏の紙を削り取り、裏から油絵具で着彩するという、繊細な技術によって制作されるもので、現存する作品の数も、非常に限られているんだそうです。

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