サントリー美術館で開催の「国宝 曜変天目茶碗と日本の美」展に行ってきました! [アート]
11日、サントリー美術館で開催中の「国宝 曜変天目茶碗と日本の美」展を観にいきました。この日はメンバーズ内覧会。学芸員さんのお話を聞くことができます。
いつもは一人で行くのですが、今回はkuwachanも一緒^^
同伴者1名は無料で入れるのです〜^^
整理券が配られるのは11時からなのですが、10時半前ですでに長蛇の列でした。
さてさて、この展覧会。
大阪にある藤田美術館のコレクションです。わたしは全然知らなかったのですが、幕末生まれの藤田傳三郎。この人が明治期になって富を築いて収集したコレクションがズラリです。現在の藤田観光も、たどると傳三郎さんに行き着くんだって。
時代はちょうど廃仏毀釈の頃。
どんどん仏像などが壊されたり海外に流出していくのに心を痛めて収集を始めたのがきっかけのようです。その後文化財保護法ができて、藤田コレクションは、どんどん国宝指定されたんだそうな。やっぱり見る目があったんだねえ。すごいわ。
昭和20年の大阪空襲で蔵の多くは焼けちゃったようですが、コレクションは残っていて良かった。。。
快慶の地蔵菩薩立像。
顔が優しくて、孔雀明王サマみたい〜〜って思ったら同じ快慶作だった(笑)
この展覧会は福岡に巡回するのですが、この作品は東京会場だけの出品なんだってー。
表面の彩色もすごく美しかったです。雲に乗って人々を救済にやってきたところを表したものです。
今回の目玉はやっぱり国宝の曜変天目茶碗。
完全な形で残されている曜変天目は世界に3つ。全部日本にあります。
東京の静嘉堂文庫美術館、大阪の藤田美術館、そして京都の大徳寺が所蔵してます。静嘉堂文庫美術館は現在改装中ですが、リニューアルOPENしたら曜変天目も観られるのでは、と学芸員さんが言ってました。でも大徳寺はなかなか公開してくれないので、学芸員さんもまだ本物は観たことがないそうな。
今回の曜変天目茶碗は、徳川家康が水戸の徳川家に譲ったもので、それを藤田傳三郎の長男が入手したものなんだそうです。
曜変とは、茶碗の表面に光り輝く瑠璃色の斑文が現れたものを言うそうな。天目は、中国の天目山を指してます。
茶碗の側面は普通の光で観ると、真っ黒に見えます。
今回の展覧会では、側面の輝きもわかるようにかなり強い光をあてて展示しているそうな。なので、茶碗の本来は茶色い部分は、ライトによって白く見えてるのでご了承ください!って(笑)
そのかわり、曜変の輝きを楽しんでくださいって言ってましたよ。
この展覧会に行ったら、ぜひ茶碗の側面までじっくり観てくださいな♪
小宇宙を観てるような、引き込まれる色合いです。
ほかにもすてきな作品がたくさんありました。
図録をチェックしていて、展示替え後期の作品でも観たいものがあったので、9月に入ったらまた行ってきます〜^^
-----------
国宝 曜変天目茶碗と日本の美
サントリー美術館
2015年8月5日〜9月27日
10:00~18:00 ※ 金、土は20:00まで
前期展示:8/5〜8/31
後期展示:9/2〜9/27
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_4/index.html
※ 巡回 ※
福岡市美術館 2015年10月6日〜11月23日
いつもは一人で行くのですが、今回はkuwachanも一緒^^
同伴者1名は無料で入れるのです〜^^
整理券が配られるのは11時からなのですが、10時半前ですでに長蛇の列でした。
さてさて、この展覧会。
大阪にある藤田美術館のコレクションです。わたしは全然知らなかったのですが、幕末生まれの藤田傳三郎。この人が明治期になって富を築いて収集したコレクションがズラリです。現在の藤田観光も、たどると傳三郎さんに行き着くんだって。
時代はちょうど廃仏毀釈の頃。
どんどん仏像などが壊されたり海外に流出していくのに心を痛めて収集を始めたのがきっかけのようです。その後文化財保護法ができて、藤田コレクションは、どんどん国宝指定されたんだそうな。やっぱり見る目があったんだねえ。すごいわ。
昭和20年の大阪空襲で蔵の多くは焼けちゃったようですが、コレクションは残っていて良かった。。。
快慶の地蔵菩薩立像。
顔が優しくて、孔雀明王サマみたい〜〜って思ったら同じ快慶作だった(笑)
この展覧会は福岡に巡回するのですが、この作品は東京会場だけの出品なんだってー。
表面の彩色もすごく美しかったです。雲に乗って人々を救済にやってきたところを表したものです。
今回の目玉はやっぱり国宝の曜変天目茶碗。
完全な形で残されている曜変天目は世界に3つ。全部日本にあります。
東京の静嘉堂文庫美術館、大阪の藤田美術館、そして京都の大徳寺が所蔵してます。静嘉堂文庫美術館は現在改装中ですが、リニューアルOPENしたら曜変天目も観られるのでは、と学芸員さんが言ってました。でも大徳寺はなかなか公開してくれないので、学芸員さんもまだ本物は観たことがないそうな。
今回の曜変天目茶碗は、徳川家康が水戸の徳川家に譲ったもので、それを藤田傳三郎の長男が入手したものなんだそうです。
曜変とは、茶碗の表面に光り輝く瑠璃色の斑文が現れたものを言うそうな。天目は、中国の天目山を指してます。
茶碗の側面は普通の光で観ると、真っ黒に見えます。
今回の展覧会では、側面の輝きもわかるようにかなり強い光をあてて展示しているそうな。なので、茶碗の本来は茶色い部分は、ライトによって白く見えてるのでご了承ください!って(笑)
そのかわり、曜変の輝きを楽しんでくださいって言ってましたよ。
この展覧会に行ったら、ぜひ茶碗の側面までじっくり観てくださいな♪
小宇宙を観てるような、引き込まれる色合いです。
ほかにもすてきな作品がたくさんありました。
図録をチェックしていて、展示替え後期の作品でも観たいものがあったので、9月に入ったらまた行ってきます〜^^
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国宝 曜変天目茶碗と日本の美
サントリー美術館
2015年8月5日〜9月27日
10:00~18:00 ※ 金、土は20:00まで
前期展示:8/5〜8/31
後期展示:9/2〜9/27
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_4/index.html
※ 巡回 ※
福岡市美術館 2015年10月6日〜11月23日