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画鬼・暁斎 — KYOSAI 展に行ってきました。面白かった♪ [アート]

三菱一号館美術館で開催している、画鬼・暁斎 — KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドルを観てきました。

チラシです

暁斎の作品は、わりといろいろ観ているけど展覧会があると行っちゃうね♪
画風がほんっと多岐にわたっていて面白い。でも本人は狩野派の絵師を自認してたようですが^^

あおくんです

河鍋暁斎 ( かわなべきょうさい ) は、幕末生まれ。
6歳で歌川国芳に入門、9歳で狩野派に転じて人気を博した人物。
幕末~明治に 「画鬼」 と称された絵師なのです。

そして、明治政府に招かれてやってきた、イギリス人建築家のジョサイア・コンドル。彼は、今回展覧会が開かれている三菱一号館を設計した人物なのですが、暁斎に弟子入りして絵を学んでます。

今回の展覧会は、三菱一号館美術館開館5周年を記念して、コンドルの業績とともに、暁斎の画業を紹介するものなんだそうな。16時頃行ったのですが混雑してなくてゆっくり作品が見られました。
2008年に京都国立博物館で開催した展覧会で観た作品も多くあったかな^^

コンドルさんの作品や資料は興味深かったです。
いろんな色を手帳に載せていて、ローマ字で「ai」とか「gin」とか「beni」って日本語での名前をメモしてました。

この大和美人図屏風は、弟子コンドルのために描きあげたもの。コンドルが観ている前で描いてあげたんだって。その技法にコンドルは本当に驚いただろうなー。技法を細かく記述していたそうな。
ほんっと細部まで描き込まれていて、溜息ものでした。

すごいです

妖怪画は好きなシリーズ。
鳥獣戯画・猫又と狸の生き生きとした動きが好きだわー^^

踊ってます

こちら ↓ の作品は8月4日からの展示。
今回は観られず、そのかわり巨大パネルが置かれていて写真を撮っても良いことになっていました♪

にゃにゃーーん
※ 本物はこんなに大きくないのでご注意をww

そして動物たちも本当に生き生きなんですよね。
毛の質感、構図、カッコいいです。

たのしい

猛禽類の目つき、羽などもリアルで今にも動き出しそうな感じでしたよ。

順路通り進んでいくと、係の女性が若いお兄ちゃんに声をかけて年齢を聞いていました。え?美術館内でナンパ?なんて思ったら、春画のコーナーがあって、18歳未満は保護者が一緒じゃないと観られないようになっていました。

もちろん生々しい描写もあるのですが、どこかユーモラスでクスっと笑ってしまう作品も多かったです。

気に入ったのは竹虎之図。
表情があおくんみたいなんだもん〜〜(笑)

どう?

右側の竹がアクセントになっていて画面が引き締まって見えました。
クロスしてる前足も可愛い^^

約2時間、じっくり堪能しましたわ〜。面白い展覧会でした!

今回は一風堂でラーメンです。
久しぶりに食べたよ。美味しかった!

とんこつぅー

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画鬼・暁斎 — KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル
三菱一号館美術館
2015年6月27日(土)~9月6日(日)
前期:8月2日(日) まで
後期:8月4日(火) から
http://mimt.jp/kyosai/
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おまけ:マンション敷地内のアガパンサス。きれいに咲いてましたよ〜。

白

紫

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