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「江戸時代の罪と罰」展、国立公文書館で観てきました。 [アート]

国立公文書館で開催中の、「江戸時代の罪と罰」展を観てきました。

これです

江戸時代を中心に、日本の刑罰と牢獄の歴史を振り返る展覧会。
竹橋の改札を出ると・・・なんだかすごい人なんですけど (@_@; オヨヨ
いつもはガラガラなのに何故?って思ったら、ちょうどこの日は 「秋季皇居乾通り一般公開日(12/3-12/7) 」 でした。そういえばニュースでやってたや・・・(笑)

ずらーり

行列に混ざりダラダラ歩き、私は公文書館で行列からは抜けましたよ。

到着〜

皇居に行った人たちが寄り道するみたいで、結構混雑してました。

看板です

展示では、どんな事件が起こってどんなふうに裁いたか、少し小説風に書かれた書類なんかもあって、読んでいて面白かったです。しかしまあ、江戸時代。浮気事件の多いこと(笑)
間男を見つけるために家猫を利用したり、ほんとかよ!みたいなものまであって、笑っちゃいました。

拷問の様子から、さらし首の様子まで描かれたものもあったよ。

これは拷問のようす

罪人は引廻をされて・・・その後は磔、獄門、死罪などが執行されたそうです。

こわいねえ

これは死罪。目隠し紙をされて切り場へ。

ひょえー

罪人の肩の衣類を引きまくり、首を前に出させて両足の甲と腰を押さえるんだって。でもさ、この罪人を押さえている非人も大変だよね。きっと周りは大量の血の海になるんだよ^^;

一番イヤだなって思った刑は磔!!

痛い痛い

槍で左右から代わる代わる 20〜30 回も突かれるんだって!
想像するだけで痛いよー (>o<)
最後は喉に 「止めの槍」 を突いて終わるらしいのですが、ひと思いに殺してくれ〜って言いたくなりそうだ。。。悪いことはしちゃダメだね。

それから河鍋暁斎が投獄されたときの様子を絵にしたものがありました。
河鍋暁斎って投獄されていたんだね^^;
おどろおどろしい絵が描けるのも、そのときの思い出か?なんて思っちゃったよ。

見づらいね(笑)

料亭で催された書画会で酔っ払って、外国人や政府高官を揶揄する風刺画を描いたんだそうな。大酒を食らって意識朦朧の暁斎。そのまま投獄されたそうな。
上の絵 ↑ は、突然捕吏に踏み込まれて大混乱の書画会の様子だそうです。

翌朝酔いが覚めた暁斎。獄舎に居たのでビックリ仰天(笑)
法吏による糺問を受けたようです。

風刺画だよ

そのあとやっぱり投獄されて、不衛生な環境のなかで皮膚病を発症して衰弱。自宅療養を許されたんだって。快復するとまた獄舎に戻されて、50 の刑を受けて釈放。深く悔いたので狂斎から暁斎に名前を改めたんだそうな。いやはや大変な思いをしたのね^^;

なかなか興味深い展覧会でしたよ。
12月14日までなので、興味のある人はお早めに♪

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平成26年特別展 江戸時代の罪と罰
平成26年11月22日(土)~12月14日(日)
国立公文書館 本館
http://www.archives.go.jp/exhibition/index.html

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