フェルディナント・ホドラー展に行ってきました [アート]
10月10日、金曜日。
上野の西洋美術館で開催している、フェルディナント・ホドラー展に行ってきました。
フェルディナント・ホドラー(1853ー1918)。
この画家の作品は見たことがあるかなあ?
ホドラーという名前をどこかで聞いたことがある程度で、きちんと作品は見たことがないと思います。
19世紀末のスイスを代表する画家。
パリに出て活躍していく画家が多い時代、ホドラーは画家として認められてからは、ずっとスイスで活動をしていたんだそうです。
どういう人物なのかもよく分からないで展覧会に行ったのですが・・・
この人は展覧会のサブタイトルに 「脈動する生命のリズム」 とあるとおり「リズムの画家」なんだということが本当によく分かりました。
初期の頃はスイスの風景を、見たまま描いていて。スペインに行って描いた作品は、太陽光の直接的な明るさ、コントラストにもの凄く刺激を受けたんだろうなと思わせる作品でした。
この「マロニエの木」と同じフロアに展示されていた「小さなプラタナス」という作品が私は凄く気に入ったのですが、残念ながら絵はがきは売られていませんでした。
【マロニエの木】
細い細いプラタナスの木が草原に1本だけ立っている作品だったのですが、
弱々しい感じも寂しい感じも全くせず、広がる青空を見渡し、飄々としながらも堂々と楽しそうに立っている雰囲気が気に入りました。
この画像の 「マロニエの木」 のように、水面に映る世界。
こういう、反射や平行の構図がのちの絵画にも描かれるようになっていくんだって。
身近な人をどんどん病気で亡くし、精神的にもきついときを越えて、ホドラーの作品が変わっていったのが展示を見ていて分かりました。
私、あまり肖像画には興味が無くて、普段だと「ふーん」って感じで通り過ぎることも多いのですが、ホドラーの肖像画はなんだか面白かったです。そして人物を描いたフロア。
絵の前に立って、その人物の動きを真似したい衝動に駆られます。
もしもその動きを真似したら・・・きっと踊りたくなります!歌いたくもなるかも!(笑)
そんな気持ちにさせる作品ばっかり!
ホドラーは、身体の動きによって表わされる人間の感情、そして運動する身体が織りなす「リズム」の表現に向かっていったんだそうですよ。それぞれ1つ1つの動きは、ごく普通の体の動きに見えるんだけど、それが並べられて繰り返されると、心地よいリズムになるんだって思いました。
こんな「リズム」の描き方は風景画にも取り入れられて、初期の頃と違ってアルプスの風景を描いたフロアでは、雲が繰り返し描かれていたり、水面に映り込んだ山や雲がリズミカルに描かれていて面白かったです。
このフロア、壁も床も白が基調ですごくいいなって思いました。自分がスイスに居て・・・というか雲の上に居るみたいな、ふわふわした中をリズミカルに歩いて作品を見てる感じだな。
(あ、思ったのは私だけかもしれませんが ^^;)
ちょっとファンタジーの世界に居るような気持ちになれました。
このリズム・・・これが壁画になっていくのも、ものすごく自然な流れなんだな。
チューリヒのスイス国立博物館のフレスコ画、イエナ大学やハノーファー市庁舎の会議室に描かれた壁画。確かに壁画にはピッタリだわと思いました。
【「全員一致」のための構図習作】
スイス国立博物館のフレスコ画「マリニャーノの退却」は、スイスが永世中立国になるきっかけとなったマリニャーノの戦で、フランス軍に敗れて買える兵士たちの姿が描かれていて、私は恥ずかしながらスイスの歴史をまるで知らないけれど、心打たれる作品でした。
(※ 映像と、構図習作での展示です)
ホドラーのフレスコ画を観ていて・・・なんだか青木繁の作品 ↓ も思い出してしまったよ。
(※これ ↑ は青木繁の作品です)
晩年、恋人の死を見て、そして自分も戸外で絵を描けなくなっていたホドラーの作品。
【白鳥のいるレマン湖とモンブラン(1918年)】
白鳥、雲。これまた命のリズムだ。。。と、ずっとホドラーの作品を見てきて最後のフロアでは、自然と心に染みいりました。
命は消え、そして生まれ、こうやって繰り返されるリズムなんだなーなんて、しんみり感じるなかにも、また何か生まれてくる命を感じて、じんわり温かい気分になりましたわ^^
そして、こういう時間帯の空の色が、もの凄く好みなんです(笑)
あまり深く知らないで観に行ったホドラー展ですが、面白かったです♪
展覧会の作品構成、そして導き方がうまいんだなって感じました。
私もホドラーを真似して 「反射」 のうみちゃんをパチリ!!
床に映り込んだうみちゃんのほうが可愛いw
あお、どう?
うまく撮れてる?
あ、そうですか・・・
-----------------------------------
日本・スイス国交樹立150周年記念
フェルディナント・ホドラー展
国立西洋美術館 [ 東京・上野公園 ]
2014年10月7日(火)〜2015年1月12日(月・祝)
http://hodler.jp/index.html
【巡回】
兵庫県立美術館 企画展示室
2015年1月24日(土)〜4月5日(日)
上野の西洋美術館で開催している、フェルディナント・ホドラー展に行ってきました。
フェルディナント・ホドラー(1853ー1918)。
この画家の作品は見たことがあるかなあ?
ホドラーという名前をどこかで聞いたことがある程度で、きちんと作品は見たことがないと思います。
19世紀末のスイスを代表する画家。
パリに出て活躍していく画家が多い時代、ホドラーは画家として認められてからは、ずっとスイスで活動をしていたんだそうです。
どういう人物なのかもよく分からないで展覧会に行ったのですが・・・
この人は展覧会のサブタイトルに 「脈動する生命のリズム」 とあるとおり「リズムの画家」なんだということが本当によく分かりました。
初期の頃はスイスの風景を、見たまま描いていて。スペインに行って描いた作品は、太陽光の直接的な明るさ、コントラストにもの凄く刺激を受けたんだろうなと思わせる作品でした。
この「マロニエの木」と同じフロアに展示されていた「小さなプラタナス」という作品が私は凄く気に入ったのですが、残念ながら絵はがきは売られていませんでした。
【マロニエの木】
細い細いプラタナスの木が草原に1本だけ立っている作品だったのですが、
弱々しい感じも寂しい感じも全くせず、広がる青空を見渡し、飄々としながらも堂々と楽しそうに立っている雰囲気が気に入りました。
この画像の 「マロニエの木」 のように、水面に映る世界。
こういう、反射や平行の構図がのちの絵画にも描かれるようになっていくんだって。
身近な人をどんどん病気で亡くし、精神的にもきついときを越えて、ホドラーの作品が変わっていったのが展示を見ていて分かりました。
私、あまり肖像画には興味が無くて、普段だと「ふーん」って感じで通り過ぎることも多いのですが、ホドラーの肖像画はなんだか面白かったです。そして人物を描いたフロア。
絵の前に立って、その人物の動きを真似したい衝動に駆られます。
もしもその動きを真似したら・・・きっと踊りたくなります!歌いたくもなるかも!(笑)
そんな気持ちにさせる作品ばっかり!
ホドラーは、身体の動きによって表わされる人間の感情、そして運動する身体が織りなす「リズム」の表現に向かっていったんだそうですよ。それぞれ1つ1つの動きは、ごく普通の体の動きに見えるんだけど、それが並べられて繰り返されると、心地よいリズムになるんだって思いました。
こんな「リズム」の描き方は風景画にも取り入れられて、初期の頃と違ってアルプスの風景を描いたフロアでは、雲が繰り返し描かれていたり、水面に映り込んだ山や雲がリズミカルに描かれていて面白かったです。
このフロア、壁も床も白が基調ですごくいいなって思いました。自分がスイスに居て・・・というか雲の上に居るみたいな、ふわふわした中をリズミカルに歩いて作品を見てる感じだな。
(あ、思ったのは私だけかもしれませんが ^^;)
ちょっとファンタジーの世界に居るような気持ちになれました。
このリズム・・・これが壁画になっていくのも、ものすごく自然な流れなんだな。
チューリヒのスイス国立博物館のフレスコ画、イエナ大学やハノーファー市庁舎の会議室に描かれた壁画。確かに壁画にはピッタリだわと思いました。
【「全員一致」のための構図習作】
スイス国立博物館のフレスコ画「マリニャーノの退却」は、スイスが永世中立国になるきっかけとなったマリニャーノの戦で、フランス軍に敗れて買える兵士たちの姿が描かれていて、私は恥ずかしながらスイスの歴史をまるで知らないけれど、心打たれる作品でした。
(※ 映像と、構図習作での展示です)
ホドラーのフレスコ画を観ていて・・・なんだか青木繁の作品 ↓ も思い出してしまったよ。
(※これ ↑ は青木繁の作品です)
晩年、恋人の死を見て、そして自分も戸外で絵を描けなくなっていたホドラーの作品。
【白鳥のいるレマン湖とモンブラン(1918年)】
白鳥、雲。これまた命のリズムだ。。。と、ずっとホドラーの作品を見てきて最後のフロアでは、自然と心に染みいりました。
命は消え、そして生まれ、こうやって繰り返されるリズムなんだなーなんて、しんみり感じるなかにも、また何か生まれてくる命を感じて、じんわり温かい気分になりましたわ^^
そして、こういう時間帯の空の色が、もの凄く好みなんです(笑)
あまり深く知らないで観に行ったホドラー展ですが、面白かったです♪
展覧会の作品構成、そして導き方がうまいんだなって感じました。
私もホドラーを真似して 「反射」 のうみちゃんをパチリ!!
床に映り込んだうみちゃんのほうが可愛いw
あお、どう?
うまく撮れてる?
あ、そうですか・・・
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日本・スイス国交樹立150周年記念
フェルディナント・ホドラー展
国立西洋美術館 [ 東京・上野公園 ]
2014年10月7日(火)〜2015年1月12日(月・祝)
http://hodler.jp/index.html
【巡回】
兵庫県立美術館 企画展示室
2015年1月24日(土)〜4月5日(日)
愛媛に来ました!大山祇神社です。 [ふらり旅・イベント]
多々羅大橋を渡ると、いよいよ愛媛県です。
四国 (と言っていいのかな?w) に足を踏み入れるのは初めてだ〜。
多々羅大橋。さすが中国地方!たたらの本場 (^▽^)v
(たたら製鉄とは日本古来の製鉄法です)
このあたりの妖怪伝説は、火だったり一つ目鬼だったりするのかしら?なんて思いながら、運転している相方君にタタラの話をしておりました(笑)
四国 (と言っていいのかな?w) に足を踏み入れるのは初めてだ〜。
多々羅大橋。さすが中国地方!たたらの本場 (^▽^)v
(たたら製鉄とは日本古来の製鉄法です)
このあたりの妖怪伝説は、火だったり一つ目鬼だったりするのかしら?なんて思いながら、運転している相方君にタタラの話をしておりました(笑)
しまなみ海道ドライブで、因島水軍城 [地球・宇宙ネタ]
尾道1泊の翌朝、9月20日。この日はしまなみ海道を通って四国へ行く予定。
昨晩ローソンで買ったおにぎりが朝ごはん。7時頃チェックアウトをして、タクシーに乗って新尾道駅に行きました。
ここの駅前のトヨタレンタカーで車を借ります。
奄美大島でヴィッツを運転していたので、今回も同じ車種が良いという相方君の希望。
借りるのは広島県、返すのは愛媛県なのでレンタカー代は高かった~^^;
ETC カードを利用するのも初めて。いろいろ説明を聞いて出発です!
昨晩ローソンで買ったおにぎりが朝ごはん。7時頃チェックアウトをして、タクシーに乗って新尾道駅に行きました。
ここの駅前のトヨタレンタカーで車を借ります。
奄美大島でヴィッツを運転していたので、今回も同じ車種が良いという相方君の希望。
借りるのは広島県、返すのは愛媛県なのでレンタカー代は高かった~^^;
ETC カードを利用するのも初めて。いろいろ説明を聞いて出発です!
関西のお土産いろいろと、京都国立博物館のDVD [アート]
明日から、しまなみ海道旅行記ですが、今日まで別なお話です~。
京都界隈にお住まいの方!記事の後半をぜひ見てーー(^▽^)
8日は、皆既月食見られるかな?
-------------------
日清食品の、SPICE KITCHEN トムヤムクン フォースープが好きで、たまに食べたくなります。でもコンビニにあるときと無いときがあって・・・
今回は見つけられず。替わりに見つけたのがコレ。
カップヌードルのトムヤムクン。
どんなもんだろう?と思って買ってみたのですが・・・見た目よりはピリっと辛くて、レモングラスの酸味もちゃんと感じられました。
ま、見た目は美しくないので小さい画像で^^
でも、もう一声!って思ったので冷蔵庫からパクチーを取り出し・・・たっぷり入れてみたよ♪
うふ、好みの味になりました^^
京都界隈にお住まいの方!記事の後半をぜひ見てーー(^▽^)
8日は、皆既月食見られるかな?
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日清食品の、SPICE KITCHEN トムヤムクン フォースープが好きで、たまに食べたくなります。でもコンビニにあるときと無いときがあって・・・
今回は見つけられず。替わりに見つけたのがコレ。
カップヌードルのトムヤムクン。
どんなもんだろう?と思って買ってみたのですが・・・見た目よりはピリっと辛くて、レモングラスの酸味もちゃんと感じられました。
ま、見た目は美しくないので小さい画像で^^
でも、もう一声!って思ったので冷蔵庫からパクチーを取り出し・・・たっぷり入れてみたよ♪
うふ、好みの味になりました^^
コレド室町の牡蠣場 北海道厚岸にて牡蠣を食らう [お店(東京)]
----------------------
尾道旅行、1日目が終わったところですが、今日は飲み会のお話です。
尾道で食べた牡蠣の記憶が新しいうち、東京で食べた北海道厚岸の牡蠣の記事を書くのです^^
----------------------
9月26日、この日は ake_i さん、kuwachan とコレド室町の牡蠣場・北海道厚岸へ!!
かなり前から予約しておりました^^
あまりにも早くから予約していたので不安になって、2日前に電話で確認。
「3名様で確かに予約を承っております」 と言われ、安心して当日を迎えました^^
尾道旅行、1日目が終わったところですが、今日は飲み会のお話です。
尾道で食べた牡蠣の記憶が新しいうち、東京で食べた北海道厚岸の牡蠣の記事を書くのです^^
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9月26日、この日は ake_i さん、kuwachan とコレド室町の牡蠣場・北海道厚岸へ!!
かなり前から予約しておりました^^
あまりにも早くから予約していたので不安になって、2日前に電話で確認。
「3名様で確かに予約を承っております」 と言われ、安心して当日を迎えました^^
尾道旅行:浄土寺と、お好み焼き 「のぐち」 で尾道焼きを食べる! [お店(その他)]
浄土寺。聖徳太子の開創と伝えられる国宝のお寺です。
ライトアップもされていて明るいし、落ち付く空間。
昼間だったら宝物館に入って、聖徳太子三尊像や曼荼羅図を楽しみたいところですが、今回は仕方無いね。
2 年後の平成 28 年には、秘仏の十一面観世音菩薩が御開帳とのことです。
ライトアップもされていて明るいし、落ち付く空間。
昼間だったら宝物館に入って、聖徳太子三尊像や曼荼羅図を楽しみたいところですが、今回は仕方無いね。
2 年後の平成 28 年には、秘仏の十一面観世音菩薩が御開帳とのことです。
尾道旅行:かき左右衛門にて牡蠣を堪能! [お店(その他)]
今回、尾道の夕ご飯で予約をしていたお店。かき左右衛門。
ネットで調べて見つけたお店。
牡蠣は勿論のこと、瀬戸内海で捕れる魚が食べられるようなので決めたのでした。
ネットで調べて見つけたお店。
牡蠣は勿論のこと、瀬戸内海で捕れる魚が食べられるようなので決めたのでした。
尾道旅行:天寧寺と招き猫美術館 in 尾道 [ふらり旅・イベント]
艮神社の次に向かったのは 「招き猫美術館 in 尾道」 なのです。
17:00 に終わっちゃうから急げ~~!
線路の下に通り道。こういう風景も面白いな^^
招き猫美術館は、艮神社のすぐ近くのハズなのに・・・ない。困ったぞ。
うろうろしていたら、天寧寺に来ちゃいました。
うーん、明らかに来すぎてしまった・・・
でも天寧寺も行く予定だったので、こっちを先にお参りしちゃおうかな。
17:00 に終わっちゃうから急げ~~!
線路の下に通り道。こういう風景も面白いな^^
招き猫美術館は、艮神社のすぐ近くのハズなのに・・・ない。困ったぞ。
うろうろしていたら、天寧寺に来ちゃいました。
うーん、明らかに来すぎてしまった・・・
でも天寧寺も行く予定だったので、こっちを先にお参りしちゃおうかな。