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現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展を観ました! [アート]

久しぶりに来た、竹橋にある近代美術館。
現在の展覧会は、『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展』 です。

外観です

摩訶不思議な展覧会?と思わせるチケットのデザイン(笑)
こちらも招待券をいただいたので行ってみることにしたのでした。

チケットです

入口にもオブジェが・・・これはヨガをやってる人なのか?

じゃじゃーん

「???」 と、クエスチョンマークがいっぱいのまま展覧会の会場へ。
入口のキャプションを読んで、どういう展覧会か理解しました(笑)

今回の展覧会は、「ヤゲオ・コーポレーション」 という、台湾資本の大手電子部品メーカーの CEO やその家族たち、そして寄付金によって創立された非営利の組織、ヤゲオ財団のコレクションがやってきたのでした。

コレクターが集めた作品なので、美術館が所蔵するものとは毛色も違います。
これらの作品が、リビングや浴室などに飾られているなんて・・・(@_@
展覧会では、実際に飾られている様子がパネルで展示されていました。

どれが好み?

約40作家、約75点の作品が展示されていたのですが、
その殆どが、現在も活躍している人たちや、つい最近亡くなった方の作品でした。とは言っても、私は初めて聞く名前ばかり。
マン・レイやリキテンスタイン、ウォーホル、ベーコンは知ってるけどね。

今回の作品は、現代美術の挑戦者であり中核( ハードコア!)と言える人ばかりのコレクションなんだそうです。

面白い

普段現代美術にはほとんど接しないので、かなり新鮮でしたよー。
でも今生きている私たちが、今生きている作品を見るのだもの、それはある意味自然なことなんだよね。馴染みのあるものが、アーティストたちの手にかかると、こんな芸術品になるのかーなんて、感心しちゃうわ。

オークションで ×× 億円で落札した作品なんかも多数きていて、
この展覧会作品の保険評価額の総額は、信じられないくらい高額なんだそうですよww
作品解説と共に、オークション落札時の価格や、それにまつわるハナシも書かれているので興味深かったです。

個人的に気に入ったのは、ゲルハルト・リヒターの「川」という作品。
今も存命のドイツ人画家。旧東ドイツの生まれだそうです。
この川に描かれた水面。どの水面にどんなものが映っているのかは、見る人によって違うんだろうなーなんて思いながら眺めてました。

メーデーの様子を写した写真もあって。そのエネルギーに圧倒されました。
群衆が写ってるんだけど、その一人一人に心臓があってドクドク動いていて、その一人一人に歴史があって、その一人一人に気持ちがあって・・・そう思うと、「メーデー」というものに集まった凄い声と力を感じで、少し怖くなりました。
群衆のパワー、怖い(笑)

*********** あと、忘れないための覚書 ***********
常玉(サンユウ)、ザオ・ウーキー、サイ・トゥオンブリー、杉本博司、蔡國強、ロン・ミュエク、ピーター・ドイグ、マーク・クイン
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ちなみに、美術館入口にあったヨガをしてるような女性の作品は、マーク・クインの「神話(スフィンクス)」という作品でした。
そうか、スフィンクスだったのか(笑)

今回、展覧会に入るときに渡されたガイドには「あなたに50億円渡しますので、その額を超えないように、どの作品を選ぶか考えて」と書かれていました。
どの作品を選んで、自分の部屋に飾るか・・・出口のところで再現できるので時間のある人は、じっくり作品を観て、自分なりに作品をチョイスしても面白いかも♪

あー、実際に50億円はもらえませんのでご注意を(笑)

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現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展
ヤゲオ財団コレクションより

東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー + 前庭
2014年6月20日(金) ~ 8月24日(日)
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)


この日はメチャメチャ暑かったので、ラーメン無しで帰宅しちゃいました^^;
おまけに今週は台風11号の被害があちこちで出てしまいましたね(T_T)
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