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「鉄斎 TESSAI 展」を観ました [アート]

今日、8月3日で展覧会は終わってしまいますが、出光美術館で開催の『没後90年 鉄斎 TESSAI 展』 を観てきました。

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没後90年鉄斎 TESSAI
2014年6月14日(土)~8月3日(日)
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カタログ~

富岡鉄斎(1836~1924)は、幕末・明治・大正の時代を生きた人なのですが、
どうも私の中ではもっと昔の人というイメージがあります(笑)
きっとそれは何処か浮世離れした作品を描いているからなのかなあ?

西欧化が次第に進むなか、先達文人たちが遺した多くの書物を読んで得た独自の世界観があったことを、キャプションで読んで知りました。

老いた尼僧のお世話をする生活をしていた若き日の鉄斎。
俗世から離れて自由な人生を歩む文人たちの生き方に憧れたようです。それが作品に表れているから、昔の時代の人ってイメージが強いんだな、やっぱり(笑)

良い作品

↑ この作品、清流が流れ落ちる崖の下で煎茶をいれている場面なのですが、本当にお茶の香りが漂ってきそう^^
大自然の中で煎茶を楽しむのは、当時の文人たちの夢幻な憧れだったそうな^^

牛がたくさん放牧されている風景。
この作品は、右隻と左隻があって右隻が眺望視線、左隻が近接した視線で描かれていました。
のどかな風景でとても観ていて気持ちの良い作品でしたよ。

なかなかいい空間

和みます

理想郷への想いが高まる鉄斎。
身近で現実的な理想郷は、江戸時代の文人たちが憩った景勝地だったそうな。

中国画に倣った「青緑山水」の世界は、鉄斎にとっての理想郷だったのかな。

ちょっと分かる気がする

私もこんな山の中で、木々の葉のざわめく音。川の水が流れる音を聴きながら、のーんびり本を読んだりして過ごしてみたいなーって、わりと小さい頃から思ってます(笑)
こういう ↓ 作品を見ると、自分の部屋はどこにしよう!なんて妄想w その時点で物質的なものに対するこだわりを捨ててない証拠ですね(笑)

私にとっても桃源郷

まあ、実際は「美味しいものが食べたいー!」「ネットが繋がらないー」とか言いそうだけどね(笑)

展覧会では扇面を描いた作品もたくさん展示されていました。

こういうの好み

ユーモラスな愛らしい姿の犬や猿。可愛かったですよ^^
自分もちょっとだけ浮世離れした気分になれる展覧会でした。


そして次回展覧会はこちら!!
この展覧会が超楽しみなのです(^▽^) 前売りもゲットしてきましたよ♪

チラシです

宗像大社の神領である沖ノ島。今現在も女人禁制の場所、沖ノ島。
私は男に生まれ変わらない限り、この島に上陸することができません(>_<)

男性も、上陸する際は全裸になって禊を行わなければダメなのよ。そして島に入れる日も限られてます。
あー、誰か上陸してきてーーー(願)
でも島で見聞きしたことは他言無用・・・というわけで私は知ることも出来ないのだ(号泣)

そんな沖ノ島は、島全体が御神体。そして島全部が国宝といっても過言じゃない!
なにせ沖ノ島出土の国宝は約8万点。島に落ちてる土器の欠片すら国宝だったりするんだから。
そして島全体が天然記念物に指定されているので、何を持ち帰ることもできません。(湧水だけは例外らしいw)

今回は、宗像大社のお宝がやってくるわけなのですが、豪族宗像氏ってのもまた謎が多くてねぇ・・・日本の歴史は謎だらけだよ(笑)
展覧会が始まるまでに、もっともっと宗像大社や宗像三神のことを勉強しておかねば。

あ、ちなみに宗像大社は福岡県宗像市にある「辺津宮」、沖ノ島の「沖津宮」、筑前大島の「中津宮」の総称です。各宮それぞれに女神さまが祀られております。

展覧会は、宗像大社のお宝、伊勢神宮のお宝、その他資料など106点が出展されるんだそうな。今からワクワクですわ (^皿^)b

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宗像大社国宝展 ―神の島・沖ノ島と大社の神宝
出光美術館
2014年8月16日(土)~10月13日(月・祝)


他言無用の沖ノ島ですが、写真集はあります(笑)
興味のある人はぜひ♪ 素敵ですよ♪


神の島 沖ノ島

神の島 沖ノ島

  • 作者: 藤原 新也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/05/17
  • メディア: 大型本


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