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「超絶技巧!明治工芸の粋」展、再訪なのです。 [アート]

三井記念美術館で開催中の「超絶技巧!明治工芸の粋」展に行ってきました。
今回で2回目(笑)

チケットです

この展覧会、ほんっと気に入りました。
今年観た展覧会の中で、【かなりお気に入り】の上位に入ります。京都・清水三年坂美術館の所蔵品のうち、七宝・金工・漆工・牙彫など選りすぐりの百数十点が展示されてるのですよ。

図録です

故宮博物院展もステキだけど、この展覧会もかな〜り質は高いですよ。
なにせ日本人の超絶技巧の数々!
ため息が出ちゃうくらい本当に見事な作品ばかりなんです。

刺繍によって絵画の図様をあらわした刺繍絵画。
油絵を意識したモノが多いわけですが、本当に見事な孔雀。

じゃじゃーん

刺繍なんだもんね〜〜。どんだけ細かいのぉー!

孔雀好き!

七宝でここまで出来るのか?ってくらい細かい細かい蝶々が飛び交う「蝶尽くし香合」は粂野締太郎という人の作品。

すごいでしょ

描いたんじゃないんだよ〜。七宝だからガラスの釉薬を蝶の輪郭の中に差しているんだよ。縦7cm×横9cmという小さい器に1000匹を超える蝶。輪郭線にするための金属線を植える作業だって想像を超えてます^^;
凄すぎる職人技(笑)

金工もすばらしいですよ。

まさに芸術

幕末まで刀剣、甲冑・馬具を作っていた金工職人。明治維新になって武士階級が無くなった後、彼らはこ〜〜んなすばらしい芸術品を生み出すようになったのよね。
鯉とアンコウだそうです(^^)
もうね、表情がユーモラスで可愛いの♪♪

そして安藤緑山のタケノコはやっぱり素晴らしい。
象牙でここまで作れるの?って感じよね。

じゃじゃーん

弟子を取らなかったし、一切の記録を残してないので技法が分からないという、この上ないくらい粋な作品!!
惚れ惚れしながら観てまいりました。

安藤緑山だったら、こんな毛むくじゃらなあお君も、きっと見事に象牙で表現出来そうです。

行き倒れ〜

クセっ毛でうねうねしまくってる毛も、象牙で軟らかく表現しちゃうんだろうなあ。

アップ!

本当にこの展覧会は目の保養になってオススメですよ!
7月13日までです(^-^)b



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「超絶技巧!明治工芸の粋」展
三井記念美術館
2014年4月19日~7月13日
10:00~17:00
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

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