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ラファエル前派展を観てきました [アート]

仕事帰りに、森アーツセンターギャラリーで開催している「ラファエル前派展」に行ってきました。

チケットです

本当は観るつもりはなかったのですが、ミレイの「オフィーリア」が来るのを知って、この絵だけはどうしても本物を観たい!!って思って前売りを買いました。

英国のテート美術館が所蔵する作品72点が来日です。
19世紀のロンドン。この当時はラファエロが芸術の最高峰!
そんなラファエロを規範とする保守的なアカデミズムに反旗を翻し、それ以前の初期ルネサンス美術に立ち返るべく「ラファエル前派兄弟団」を結成した若きミレイや、ロセッティ、ハント。

彼らの芸術活動が引き金になり、芸術は何よりも美しくあるべきという「唯美主義」の波が生まれたのだそうです。
そして現在、三菱一号館美術館でこの唯美主義の展覧会「ザ・ビューティフル」が開催されているので、唯美主義に影響を与えたラファエル前派展を先に観たかったのでした。

ラファエル前派では、キリストだって人間らしい「人間」として描かれます。
大工の子として生まれたキリスト。作業場でケガをしてしまった場面などが描かれていて、その描写が私は好きでした。

そして私が観たかった作品は、これ!
オフィーリア(^▽^)

オフィーリア

この作品、人物よりも私は周りの自然をじっくり見たかったのです^^
写実的に描かれた草木。これもまたラファエル前派の特徴なんだそうな。水面に浮いて漂う藻か水草のような植物。そして草木。本当に美しい緑です。

いいなー

花を知っているなら、此処に描かれた花が何か分かるほど写実的なんですって。
残念ながら私は花の名前を全く知らないので分かりません(笑)

モデルさんはバスタブでこの恰好をして風邪をひいたんだそうですよ(笑)
モデルと画家のフクザツな人間模様もいろいろ紹介されていて面白かったです。唯美主義の展覧会を見るための予備知識、ちょっとは頭に入ったかなあ?^^

でも、ま。
美しいものを 「美しい」 と素直に楽しもうと思いますw

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「ラファエル前派展」
森アーツセンターギャラリー
2014年1月25日(土)~4月6日(日)
午前10時~午後8時 ※2月の火曜日は午後5時まで


【おまけ】

あおうみちゃーーん

ある日の朝。
ソファーで寝ころんで iPod touch で遊んでいた私。
ふと上を見たら、2ニャンが近くに居るじゃない!同じ画面に納まりそうだわってことで、パチリ。

なかなかいい写真が撮れたので、電気屋さんに設置してある写真プリントの機械 (?) で印刷しちゃったー。2ニャンの写真、手帳に入れて持ち歩こうっと♪♪

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