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クリーブランド美術館展を観ました [アート]

ほんとはコロルくんバージョンの九州旅行記が残ってるのですが、展覧会の記事を先に UP しちゃいます。今月23日で終わっちゃう展覧会なので・・・^^;

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1月26日は、上野の国立博物館で開催中の特別展 2 つをハシゴです。

いつも特別展が開かれる国立博物館の「平成館」
第1室~4室まであるんだけど、1室と2室がこの【クリーブランド美術館展】で、3室と4室が【人間国宝展】です。

まず1つ目は、「クリーブランド美術館展 - 名画でたどる日本の美」を観ることに。

ホームページから貰いました

アメリカにある、クリーブランド美術館。
2013年6月、新たに日本ギャラリーが開設されたことを記念して、平安から明治に至る日本絵画約 40 件と、西洋絵画を加えた総数約 50 件を紹介する展覧会。

日本の絵画が「人」と「自然」をどのように表現してきたかをたどるというコンセプトです。
里帰りと言うだけあって、さすがに知らない作品ばかりでした。そして保存状態が良いなーと感じたよ。

やはり日本の絵画では、自然の中に神が宿るという考えが根付いている気がします。
この龍虎図屛風も、龍は雨を呼び、虎は風を呼びます。
しかし・・・・応挙の描く虎も可愛いけど、この虎も可愛いねえ(笑)

トラがやっぱりかわいいのよね
<< 龍虎図屛風 雪村周継 >>

一番可愛かったのが、コチラの作品。
伝 没倫紹等 ( もつりんじょうとう ) の、南瓜図です。

わっしょいわっしょい

蟻のようにしか見えない黒い人物が南瓜をひいている場面。
カボチャの上に乗っている蟻人間(と、勝手に命名)からは、「ほ~れ!ガンバーれがんばーれ!」なんて声まで聞こえてきそうな雰囲気です(笑)
擬人化された虫に親しみを感じるこういう作品は、室町時代に流行ったそうです。

この美術館。GHQ の美術顧問を勤め、東洋美術研究者として名高いシャーマン・リー氏が、1952年に赴任して館長をつとめたんだそうな。彼が日本の美術を収集して、そしてまだ反日感情の強かったアメリカで日本の展覧会を開いて、大盛況をおさめたそうです。

日本の「人」と「自然」の表現と比べるかたちで、西洋の「人」と「自然」の表現として、
ルソー、モネ、モリゾ、ピカソの作品も特別に展示されてましたよ^^

ルソーです
これはルソーね^^
トラとバッファローの戦い


ものすごい感動!というのは無かったけど、コンセプトに合ったバランスの良い作品が集まった展覧会かな?と思いました。

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「クリーブランド美術館展 - 名画でたどる日本の美」
東京国立博物館 平成館 第1室・第2室
2014年1月15日(水)~2月23日(日)
9:30~17:00 ※特別展だけど、金曜の夜間開館はナシです。


おまけ写真:
オヤジ座りをしているあおをパチリ(^皿^)

おやじでも可愛いの!
あお : 「ここ最近、出番が少なかったからね・・・」

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