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東京都美術館の「世紀の日本画」を観てきました! [アート]

今日は九州旅行記じゃなくて、観に行った展覧会の感想です^^


1月25日、この日から始まった「世紀の日本画展」に行ってきました。
場所は東京都美術館。

図録です

日本美術院再興100年を記念した特別展。
美術院の草創期から現代までの院展を彩った名品を楽しめる展覧会です。院展って殆ど行ったことがないので、どんな作品があるのかドキドキ^^

知っている画家ももちろん居ますが、しらない画家も多くてかなり楽しめた展覧会です。そしてやはり作品が美しい!!
この展覧会は、前期と後期で作品を全部入れ替えるので、今回は前期&後期セットの前売り券を購入しました^^

15:30から閉館まで居たのですが、初日だったせいもあるのかな?
あまり混雑はしてませんでしたよ。16:00 を過ぎるとかなりゆったり観ることが出来ました。

前期の会場は、狩野芳崖の「不動明王」からスタートしてました。
これまた迫力のある明王さまでカッコいい!そして、橋本雅邦の「白雲紅樹」では自然の偉大さと生き物(猿)の小ささの対比が面白くて、見入ってしまいました。

印象に残った作品はこちら。
下村観山の白狐です。

美しい

木々、葉の描き方にまず惹かれてその場から動けなくなったのですが、そこにふわっと浮かぶ白狐の美しいこと!
狐の口には稲穂が咥えられていて、稲荷信仰を思わせるような気もしました。

でも私がこの作品を見ていて感じたのは、安倍保名(安倍晴明のお父さん)が葛の葉(白狐)を助けた森の中。こんな風景だったのかなーなんて思っちゃいました^^

きれいでしょ

こちらの作品 ( ↓ ) も、いろいろ想像させてくれる作品で気に入りましたよ。
川端龍子の「佳人好在」です。

のんびりしたいーーー

この人は全然知らなかったのですが、創業400年の京都・南禅寺畔の瓢亭の風景なんだそうな。こんな池に面した一室でのんびり料理をつまみながら寛ぎたいわーーー♪

こんな可愛い猫ちゃんも居ました。
橋本平八という人の「猫」

にゃんにゃん

ずいぶん耳の長い猫だなと思って解説を読んだら、エジプトの美術に影響を受けたと思われると書かれていて納得です。この猫ちゃん、きちんとお座りしたらバステト神だ(笑)

圧巻だったのが、小松均の「雪の最上川」です。
これは図録だとガックリきます!全然大きさと迫力が再現されてないもの(T^T)

すごいです!

もうね、ぜひとも本物を見て貰いたいです!
京都国立近代美術館の所蔵品なのね。最上川と中心に広がる雪景色。とても力強くて息を呑む水墨画です。展覧会場の壁一面に設置されていて、吸い込まれそうでした。

こちらの作品 (↓) も、ぜひ本物を見て貰いたいくらい、素敵でした。
小茂田青樹の「虫魚画巻」です。

ほんとに生きてる感じ

蛙、それから夜の景色にアザミと蜘蛛の巣の作品、そしてこのフナと金魚。どれも本物と見まごうばかりの緻密さ。写実的で装飾的。見ていて飽きない作品でしたよ。

あー、すっごい目の保養が出来た!後期も楽しみ♪♪
めちゃめちゃ楽しかったです(^▽^)b かなりオススメ!!


そして・・・春には・・・ふふふ。東京にやってくるキトラ古墳!!
楽しみですねー(^m^

じゃじゃじゃーん

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特別展 世紀の日本画
東京都美術館
前期:2014年1月25日〜2月25日
後期:2014年3月1日〜4月1日
9:30〜17:30 (金曜は20:00まで)

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