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楽茶碗と新春の「雪松図」展で応挙の国宝観てきました [アート]

お正月休みの最終日。
この日は三井記念美術館に行ってきました。

看板です〜

現在開催している楽茶碗と新春の「雪松図」です。
円山応挙の国宝・雪松図屏風を見るのが目的よ!(^▽^

楽しみ楽しみ

10:00 の開館で4分前に到着♪
開館と同時に入ることが出来ましたよ。

チケットゲット〜

楽茶碗も素晴らしいけど、所詮はよく分からないので軽く見る程度にして、まずは応挙の作品がある部屋へ向かいます。

絵はがきを写したものになりますが・・・これが雪松図屏風。
まだこのフロアには人が居なくて、作品を独り占めです(^^)

うれしいなー

6曲1双の屏風で、右隻に黒松、左隻に赤松。
黒松は直線的で力強い老松です。

ずっと見ていました

赤松は曲線的で柔らかい若木。

まるで本物みたいです

雪は和紙の白地を利用して表現されていて、松は輪郭線を用いない没骨技法と呼ばれるもので描かれています。背景の金泥が朝日を思わせ、朝の冷たい空気が感じられて、見ていてすがすがしい気分になります。

椅子に腰掛けてじーっと見ていたのですが、見ているうちに本当にそこに松の木があるように思えてきました。絵なのに、そして水墨なのに本物の松が目の前にあるみたい。
ちょっと風が吹いて、新雪が舞ったかのようなキラキラした粉雪の光。北国育ちなので、金の砂子(すなご)の光がダイヤモンドダストのように見えました。

暮れに「美の巨人たち」でこの雪松図を紹介していたのですが、描かれてから200年以上経っているのに、綺麗な雪の白が残っているのは、裏打ち紙に米粉紙(米の粉を刷り込んだ和紙)を用いているからなんだそうな。すごいわ!

1月25日まで開催しているので、興味があったらぜひぜひ!
本当に素晴らしい作品でした。

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楽茶碗と新春の「雪松図」
平成25年12月4日〜平成26年1月25日
三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

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