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「江戸の狩野派― 優美への革新」と2014年の展覧会情報 [アート]

既に展覧会は終わってしまいましたが、出光美術館で開催していた「江戸の狩野派― 優美への革新」展、最終日に行ってきました。

チケットです

江戸時代、徳川幕府の御用絵師としての地位を確立した狩野派の本拠地は、江戸の地に移り、“江戸狩野”と呼ばれるようになりました。(京に残った狩野派は“京狩野”)

江戸狩野の祖となったのは、狩野探幽(たんゆう)で、余白を生かした美の空間を作ることが特徴なんだそうな。
そんな探幽の作品がたっぷり満喫できる展覧会でした。

かわうそちゃん

珍しかったのは、写生画や模写を含むさまざまな絵画作品が展示されていたこと。
写生画は、現代っぽくてすごく新鮮でした。
絵師の仕事とは関係なく、個人的な楽しみで描いていたというのが伝わってきて面白かったです。

鶏図という作品も鶏の模写が物凄く緻密で見入ってしまいましたよ。
羽の質感、脚のぶつぶつしたところなど本当に凄かった!

探幽の江戸狩野を継承した狩野尚信の「猛虎図」は、めちゃめちゃキュートな虎で、舌をぺろりんと出してる姿が可愛かったです。

虎ちゃん

長谷川等伯は家康に呼ばれて江戸へ向かう途中に発病して亡くなってしまいましたが、もしも無事に江戸に到着して御用絵師になっていたとしたら、江戸の狩野派はどんな作品を残したのかな~などということを思ってしまいました。

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江戸の狩野派― 優美への革新
出光美術館
2013年11月12日(火)~2013年12月15日(日)

次回展覧会:
板谷波山の夢みたもの― <至福>の近代日本陶芸
2014年1月7日(火)~3月23日(日)
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年内はこれで展覧会はお終いかなあ?
もしかしたら、三井記念美術館の「楽茶碗と新春の雪松図」展を観に行くかも。ただ、円山応挙の国宝・雪松図屏風が展示されるのが1月4日からなのです。なので年明けにまとめて観るか、それとも楽茶碗だけ先に観るか・・・悩みどころです。(年間パスポートを持ってるので何度でも行けるんだけどねw)

それから、東京都美術館で開催予定の「世紀の日本画展」も観たいでしょ−。

ちらし

そして国立博物館の「人間国宝展」も観たいのです。

これもちらし

これ以外に、同じく国立博物館で「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美展」も開催されて、この3展共通一般前売り券が2,400円で発売されてます。

ところが「世紀の日本画展」は、前期と後期で作品をすべて入れ替えるそうな!
前期と後期のセット料金が2,000円・・・
なかなか悩ましいチケット販売をしますねえ(笑)

私の場合は国立博物館の年間パスポートを持ってるから、こっちの特別展、各会1回は無料で入れるかな。そしたら東京都美術館開催の「世紀の日本画展」のチケットだけ買えば大丈夫かな?

まぁとにかく、年明けからも展覧会が目白押し!
来年もたくさんの展覧会を観に行くぞーと気合いを入れております^^

国立博物館では長谷川等伯筆の国宝・松林図屏風がお正月にまた展示されるので観に行くぞ♪

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「人間国宝展」 東京国立博物館
2014年1月15日〜2月23日
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1625


「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美」
東京国立博物館

2014年1月15日~2月23日
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1624


「世紀の日本画展」 東京都美術館
前期:2014年1月25日〜2月25日
後期:2014年3月1日〜4月1日
http://www.tobikan.jp/exhibition/h25_inten.html


【日本美術の祭典公式サイト】
http://www.nichibisai.jp

※ 今回の記事は、自分のための覚書です。ごめんなさい^^;

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