エル・グレコ展 観てきました

上野の東京都美術館で開催中の、エル・グレコ展に行ってきました。
当初は行く予定ではなかったのですが、mozさんの記事を読んで行ってみる気になりました。



とっても有名なエル・グレコ。
ベラスケス、ゴヤとともに、スペイン三大画家と呼ばれてますが、どちらかというと苦手意識が強かったです。構図が大胆すぎる印象が強くて、ちょっと嘘くさいマンガをみているみたいって思っていました。

ところが！
エル・グレコさんゴメンなさい！私は食わず嫌いをしてました。
教科書やポスターなどでしか見ていなかったので、その魅力に気づきませんでした。

エル・グレコはトレドやその周辺の教会・修道院のために、数多くの祭壇画を制作しています。
私が苦手だった作品は「祭壇画」なんだと認識すれば、見ている人は画を見上げるわけなんだよね。

　※ 展覧会の様子じゃありません。あくまで参考画像デス。

<< 無原罪のお宿り >> の前でしゃがんで見上げました。
なんと臨場感あふれる構図なんだろう。奥行きがあって祝福の音色まで聞こえてきそうな荘厳な雰囲気。



【大きい絵はこちらでどうぞ】
http://www.el-greco.jp/midokoro/chapter4.html#midokorotab

実際に観に行って良かったです。
肖像画もたっぷり見てきました。どの肖像画も優しいまなざしで、親近感をもつ作品が多かったです。



肖像画って普段はささーーっと流しちゃうことも多いのですが、今回はじっくり見ました(笑)



エル・グレコは祭壇画を取り付ける衝立も自ら設計し、絵画、彫刻、建築が一体となった総合芸術を目指したんだそうな。やっぱり描かれた背景、目的などを知って観ることも重要だな～と感じた展覧会でした。

エル・グレコ展良かったです(^-^)

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エル・グレコ展
東京都美術館
2013年1月19日（土）～ 4月7日（日）
9：30～17：30　金曜は20：00

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