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特別展 「書聖 王羲之」 [アート]

東京国立博物館で開催中の特別展「書聖 王羲之」に行きました。
年間パスポートを持っているので観に行ったけど、無かったら行ったかどうかは分かりません(笑)

チラシです~

平安時代の書家・小野道風の書として伝えられてきたものが、再鑑定の結果、王羲之(おうぎし)の筆遣いを伝える資料だったとNHKニュースで観ました。
そのとき初めて王羲之の名前を知った私^^;

毎日新聞の特集です

本展覧会で世界初公開ってことだったので、わりと軽い気持ちで観に行きました。

王羲之は生前から人気の人だったのですねー。
中国4世紀、東晋時代に活躍して、「書聖」と呼ばれ尊崇されていたんだそうです。

書のことは全く分からないので、初公開の「大報帖」を観ても、さほど感動はなかったのですが、
王羲之筆の十七帖は、草書で書かれていて、その字体はなめらかで観ていて心地よかったです。

字よりは絵の方に目がいっちゃった(笑)
蘭亭図巻 -万暦本-は、王羲之等筆。図は益王の万暦本だそうです。

いかにも中国だ~

王羲之が会稽山陰(かいけいさんいん)の蘭亭に41人の名士を招き、詩会を催したときの様子だそうです。曲水の畔に陣取り、上流から觴(さかずき)が流れ着くとその酒を飲み、詩を賦(ふ)すイベントだったみたいですよ。

こういう世界に憧れていた頃がありました

隷書体から楷書体へ移り変わっていく様子がわかる資料もあって、これは面白かったです。
隷書体や篆書体の筆遣いを観ていると、書いた人たちの真剣さが見えるようでした。
今の私たちは、文字を「入力」するようになってしまったけど、たまには真剣に字を書いていかなくちゃなーって思いましたよ。「書く」ことは人間の文化だものネ(^^)

というわけで、見終わった後は手紙を書きたくなったのでした♪♪
次、手紙を書くときは一字一字大事に書くぞぉーー

持っている年間パスポート(年会費4,000円) も、いよいよ有効期限が迫ってきました。
特別展もこれだけ観ることが出来たので、じゅうぶん元を取ってます(笑)

これはお得なのです

4月9日から始まる特別展 「国宝 大神社展」に合わせてパスポートを新調しようと思います♪

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特別展「書聖 王羲之」
2013年1月22日(火)~3月3日(日)
9:30~17:00 ※3月1日(金)は20:00まで開館
東京国立博物館 平成館

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