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アラブ・エクスプレス展 [アート]

土曜日は、森美術館で開催中の 『アラブ・エクスプレス展』 に行ってきました。
招待券を貰ったので行ったのですが、もしも券が無ければ、私だったらわざわざ買ってまでは行かない展覧会。ところがね、観に行って良かった!
かなり面白かったですよ!!

チラシです

アラブのイメージって、どんなイメージ?
小さい頃は、私にとってアラブの国と言えば魔法の国でした。魔法のランプや、魔法の絨毯。エジプトならたくさんの神々の国。現在だと、どうしてもテロや戦争、混乱のイメージがつきまといます。

確かに絵画や作品にも、爆弾や破壊などが身近にあることが実感出来るものが多くありました。
けれど、本当に多くの人が、家族や愛する人たちとごく普通に暮らしたいと願っていることも実感出来ます。そして、私たちが思い描く 「アラブ」世界というものが、先入観によってのイメージが大きいことも分かりました。

面白かったのが、目の前に銃を置いて何かを淡々と読み上げている一人の人物。
テロリストが犯行声明を読み上げているかのようなイメージの映像なのですが、
じつは、千夜一夜物語を朗読してるだけというもの。

あとは、湾岸戦争で降り注いだ黒い雨をイメージした、黒い噴水。

こちら ↓ は、写真で撮った風景が破壊されるたびに、自分の作品も燃やしたというポストカード。
一人一枚、持ち帰ることが出来ました。
(相方君と行ったので、うちには2枚あるのよン)

悲しいです 放火魔写真家の物語 ジョアナ・ハッジトマス&ハリール・ジョレイジュ

もちろん重苦しい作品ばかりじゃありません。
ちょっと笑っちゃうような作品もたくさんありましたよ^^

もうひとつのお土産は、「I'm sorry」のキャンディ。
写真を撮ろうとしていると、あお&うみが狙ってきましたが、これはアーデル・アービディーンという人の作品で、アメリカを旅行中に、彼がイラク出身だと知るとアメリカ人が「I'm sorry」と言ったんだそうな。

それ何なに??食べ物?おいしい?

どういう意味で言ったのか疑問に思った作者が、「I'm sorry」と書かれた看板を作品として作ったのでした。この飴はお持ち帰りくださいってことだったので、もらってきました。

かなり新鮮で目から鱗の展覧会でしたよ。
おススメです!

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【おまけ画像】

この木が何の木かご存知の方いらっしゃいますか~~?

おしえてけろーーー

こんな実を付けます。

懐かしい実!

この実、小さい頃食べていた記憶があるのよね~。
もっと鮮明な写真を撮ろうとしていたら、この木が植えられている敷地が、どこかの国の領事館だったので、やめました(笑)
防犯カメラにバッチリ撮られただろうなあ^^; ワハハ

アップを追加してみました ↓
追加画像!

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アラブ・エクスプレス展
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
2012年6月16日(土)-10月28日(日)
10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで)
会期中無休
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