SSブログ

ベルリン国立美術館展 [アート]

昨日の金曜日は、国立西洋美術館で開催中の 『ベルリン国立美術館展』 に行ってきました。

チケットです

ヨハネス・フェルメール 《真珠の首飾りの少女》 は、初来日なんだよね。
会期が始まったばかりだったので空いていて、じ~っくり鑑賞することが出来ました。

チラシじゃ雰囲気が伝わりません

小さい絵の中に窓からの光が柔らかく差し込んで、壁を明るく照らしてます。
首飾りをした自分を眺める少女の表情も、なんだか微笑ましかったです。

でも今回の展覧会で私が面白かったのは、たくさんの彫刻です。
大理石で出来た古代ギリシャ彫刻は良く見ますが、ブロンズ像や菩提樹材などで作られた彫刻は、あまり見たことが無かったのでとても新鮮。

ドラゴンが可哀相だなあ~

龍を退治する聖ゲオルギウスの彫刻は2種類来てました。
龍は異宗教を表していて、キリスト教が異教徒を退治しているところって感じね。
個人的には龍が好きなので、可哀相ーって思ってみたり(笑)

聖歌を歌っている人物の彫刻や、聖母子の彫刻は、その作りが 『ロード・オブ・ザ・リング』に出てくる装飾を思わせて、自分がその世界に居るような気持ちにさせてくれました。ロード・オブ・ザ・リングの世界は、キリスト教の世界では無いけど、なんかそう感じちゃったのよね。

それから人食いの擬人像などもありました。
この擬人像、横から見ると人間の足の肉をむさぼり食っていて、かなりの迫力。
歯フェチの私は、肉を齧り付いてる歯に見とれちゃいましたが^^;

あと良かったのが、ジョヴァンニ・バッティスタ・フォッジーニ作の 《ふたりの海賊》 という彫刻。
後ろ手に縛られた海賊の彫刻なんだけど、そのうちの片方の表情がいい!!
ちょっとだけ年配風なんだけど、りりしくて惚れましたわ^^

これだけたくさんの彫刻を見たのは初めてだったので楽しめました(^^)
素描では衣紋習作が見事でしたわ♪

-----------------
ベルリン国立美術館展
国立西洋美術館 企画展示室
2012年6月13日(水)~9月17日(月・祝日)
午前9時30分~午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
http://www.berlin2012.jp/tokyo/index.html