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『悠久の美 ― 唐物茶陶から青銅器まで』 [アート]

今日は出光美術館で開催中の 『悠久の美 ― 唐物茶陶から青銅器まで』を観に行きました。

チケットです

今回を逃すと10年は見られないかも、なんて書かれていたら興味も湧いちゃいますよね(笑)
出光美術館のコレクションの古代中国美術展。13年ぶりなんだそうです。

古代日本にとって中国はめちゃめちゃ先進国。
鎌倉時代以降も、「唐物」として珍重されていた中国の美術品。今、私たちが見ても「美しいな-」って思う装飾と形がたくさんでした。

殷王朝の青銅器や玉器がたくさん展示されていたんだけど、どれも凝っていて、そして形も面白くて、まじまじと見ちゃいました。

饕餮文 (とうてつもん) というのは美術品を見てるときに良く聞く言葉なんだけど、それがどういうものか良く分かっていなかったのですが、今回理解しました。

饕餮は中国神話の空想上の怪物(神像) で、それを背中の方から切って、開きにしたような模様を、饕餮文(とうてつもん) というんだって。器や鼎 (かなえ) を見るときに、どこにあじの開きのような模様があるかしら?って探してみました(笑)

龍や鳳凰の原形となる「虁龍(きりゅう) 」や「虁鳳(きほう) 」ってのがあるのも分かって勉強になりました。今度何かの展覧会で見かけたら、その文様がどこにあるか、目をこらせば探せそうな気がします^^

それから同じく殷時代の作品で、象の文様が彫られた作品もありました。
青銅器だと、龍や鳥のような文様が多いなか、象ってのは初めて見たよ。すごく貴重なものを見た気がしました。

決して派手な展覧会じゃなかったけど、かなり面白かったです♪

【気に入った作品覚え書き】
31  翡翠瓢形筆洗
103 饕餮文斝 一対
104 虁龍文有蓋盉
108 象文觚

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『悠久の美 ― 唐物茶陶から青銅器まで』
出光美術館
2012年4月3日(火)~6月10日(日)
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
毎週金曜日は午後7時まで
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