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特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」に行ってきました [アート]

チケットです

法然上人八百回忌・親鸞聖人七百五十回忌 特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」に行ってきました。

平安末期は保元・平治の乱などの戦乱や天変地異が続き、政治・社会が混迷した時代です。

貴族たちは財力を用いて仏像を作ったり法要を営み、死後極楽浄土へ行けるよう徳を積み、
僧侶は修行によって悟りを開こうとしていた時代。
民衆は日々の暮らしに精一杯で何をすることも出来ず、極楽には行けないと思われていました。

法然は「阿弥陀仏」と名前を唱えさえすれば、どんな人でも極楽浄土へ行くことが出来ると説き、庶民に大きな希望を与えたのです。
本当に画期的な教えだったと思います。

そんな法然のおしえと、法然の弟子親鸞の貴重な文書などが多く展示されていました。
歴史的に価値のあるものが多かったですよ。
でも私は文字が読めないので、文字の形を見て楽しみました(笑)

国宝 阿弥陀二十五菩薩来迎図は、素晴らしかった!

【これ以降の画像はすべて新聞の広告を撮りました】
国宝ですよーーー
【11月13日まで展示】

猛スピードで往生者を迎える阿弥陀様。
こんなふうに迎えに来てくれたら、どんなにか有り難いだろうと思いました。

阿弥陀様のマントラ覚えなくちゃだわ

こちらは、阿弥陀三尊坐像。重要文化財です。

新聞の切り抜きです

法然と親鸞は、「万人を救う」教えを唱えて信者が増えていったため、
既存の宗派から危険視されてしまいます。
結果、弾圧され流罪になり、法然は讃岐に 親鸞は越後に流されました。

親鸞は流罪を解かれた後、関東のほうで活動をした時期があったので
神奈川県の浄光明寺には、このように立派な坐像があるのね。

この坐像の向かって左側の像の表情が私はとっても好きでした。
それに、この台座!
1本の木なんだよね・・・すごく大きくて感動しました。

見事です

11月15日から公開のため見られなかった作品、
国宝 山越阿弥陀図。

これも見事なんだろうなーー

15日以降に博物館に行かれる方は、この作品堪能してくださいませ(^-^)
数ある山越阿弥陀図の中でも最古の物とみられる作品なんだそうです。

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特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」
東京国立博物館 平成館
平成23年10月25日(火)~12月4日(日)
午前9時30分~午後5時(ただし金曜日は午後8時まで)
http://www.honen-shinran.com/index.html

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