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南蛮美術の光と影 - 泰西王侯騎馬図屏風の謎 [アート]

今日は仕事の帰りに、サントリー美術館に行ってきました。
水曜日から始まったばかりの、
南蛮美術の光と影 - 泰西王侯騎馬図屏風の謎を観てきましたよ。

チラシです~

16世紀半ばから17世紀初頭にかけて、ポルトガルやスペインからいわゆる南蛮船が来航して、
日本にいろいろと貴重な品が運ばれてきました。
その影響を受けた日本人たちの作品などが紹介されていて、なかなか興味深い展覧会でしたよ。

桃山時代から江戸時代初期に、こんなにも外国の影響を受けた作品があったとは
全然知らなかったです。

泰西王侯騎馬図屏風

そして、キリスト教を布教にきた宣教師たちも、日本の漆に金泥&螺鈿などの芸術作品を目にして影響を受け、日本風の厨子にキリスト画を安置してみたり。
和洋が入り交じる作品が、どことなくぎこちないながらも妙にマッチしていて、不思議な感じでした。

四都図・世界図屏風

後半の展示は、徳川時代のキリシタン弾圧に関する物が多かったです。
踏み絵もあったし、宣教師の処刑図はかなり生々しくてビックリ。
処刑の様子を見ている日本人たちが、皆手を合わせているのが印象的でした。

ことごとくキリスト教に関する物が破壊された時代、
よくぞここまで残っていたな~~と感心しました。

有名すぎるザビエルさんの肖像画もありましたよ。

有名すぎますね

派手さはないけど、なかなか面白くて勉強になる展覧会でした(^^)

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南蛮美術の光と影 - 泰西王侯騎馬図屏風の謎
サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
2011年10月26日(水)~12月4日(日)
10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00)
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/11vol05/index.html

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