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大英博物館 古代ギリシャ展 [アート]

土曜日は、西洋美術館で開催中の
古代ギリシャ展に行ってきました。

チケットですよぉ~~

開館前に行ったら長蛇の列ですよ!
しまった・・・夏休みに入っていたんだった・・・
本当なら9:30~なのですが、それよりも前に開館してくれました。

中に入れば人もばらけるので、ゆっくり鑑賞することが出来ました。
やっぱり大英博物館所蔵のものですね~。
いいものが来てるなーーーってのが正直な感想(笑)

ギリシャ神話の世界 → 理想の男女の身体 → オリンピックの原点 →
生と死、愛と欲望の多彩な表現というカテゴリで展示がされています。

聖書の内容は殆ど知らないので、それに関する絵画や彫刻を見ても
ぴんと来ないことが多いのですが、
ギリシャ神話は小さい頃から読んで親しんでいるので、
彫刻やアンフォラ (陶器の器の一種) に描かれている絵の内容もすんなり入ってきます。

スフィンクス像

ギリシャの神々って個性豊かで人間っぽくて、
そういうところは、日本の八百万の神に通じるものがあるなって思います。

今回の目玉の一つは、ギリシャの彫刻家ミュロンが作った
円盤投げ(ディスコボロス) です。

本当に素晴らしい肉体美

高さ169cm、ほぼ人間の等身大?

全然知らなかったんだけど、ミュロンが作ったオリジナル作品は
すべて失われてしまったんだそうね。
ブロンズ像は溶かされて戦争の道具になり、大理石像はキリスト教&イスラム教時代に
異教のものとして壊されてしまったんだって。

現存するローマ時代のコピーの中でミュロンのオリジナルに基づく作品であることが
確実だと言われているのは、この《円盤投げ》だけなんだそうな。

ローマ帝国の皇帝ハドリアヌス(在位:後117-138年)の別荘で、
1791年に発見されたものだそうです。

最近読んだマンガ【テルマエ・ロマエ】には、ハドリアヌス帝が出てくるので
とっても親近感が湧いたよ(笑)
ハドリアヌス帝はギリシャ美術の熱烈なファンだったんだよね~。

昔は、男性の肉体美ってちっとも分かりませんでした。
女性のほうが観ていて美しいって思っていたんだけど、
ほら、女性はいかんせん脂肪がたっぷり(笑)

歳と共にたるんできた自分の身体の所為もあるかもしれないけど(滝汗)、
人間の筋肉の動きを堪能出来るのは、やっぱり男性の身体なのかもしれません。
彫刻に関しては、男性のほうが観ていて楽しいし美しいって思えるようになりました。

彫刻も見応えがあったけど、アンフォラに描かれた絵も結構堪能できました。

黒像式パナテナイア競技祭アンフォラ

ギリシャ&ローマって、一般市民の女性のことはあまり出てこないけど、
アンフォラには女性の暮らしも描かれていて、
こういうアンフォラを観たのは初めてで興味深かったです。
それ以外にも、滑稽な姿の彫刻もあったりして意外な感じ。

かなり面白い展覧会でした。
やっぱりギリシャ彫刻は美しいですよ!!(^-^)b

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大英博物館 古代ギリシャ展
国立西洋美術館
2011年7月5日(火)-9月25日(日)
午前9時30分-午後5時30分 (金曜日は午後8時まで開館)


偶然この本を読んでいたので、かなりシンクロして面白く鑑賞出来ました^^
   

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

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