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パウル・クレー展 ― おわらないアトリエ [アート]

面白い企画でした

東京国立近代美術館で開催中の、パウル・クレー展に行ってきました。
クレー展は日本でもわりと開催されていて、私も数回行ってます。

今回の展覧会は、「クレーの作品は物理的にどのように作られたのか」という
テーマで開催されているんだそうな。
クレーは、いろいろな技法で作品を作っていて、
確かにそれが、どんなふうに作られたのかという目では、あまり絵を観てきませんでした。

いつも、この色合いが好き~とか、この作品は踊ってるみたいで可愛い!とか
そんなノリで見ていたもんな。

部屋の中の絵は好き。この部屋で自分だったらどんな暮らしをするのか想像するのが楽しい^-^ ゲルストホーフェンの回想譜

なので今回は好みの作品を楽しむというよりも、
作品の詳細な部分に目がいって、それがとっても楽しかったです。

絵の具を重ねてグラデーションをつくってます 蛾の踊り

クレーは生涯に、5つの街にアトリエを構えていたので、
そのアトリエごとに作品が展示されていました。こういう試みも面白いなって思ったよ^^

そのあとは、技法ごとに作品が展示されていたので、どういうことにクレーが取り組んでいたのか
なんとなく伝わってきました。

クレーが設けた「特別クラス」の作品は、非売品。
クレーが手元に置いていたものなんだそうです。
ここの作品群のなかにあった『魔法劇場』という作品は個人的にめちゃめちゃ好みでした♪
ポストカードがなかったのが残念。

いつもと違う見方が出来た展覧会、面白かったです。

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パウル・クレー ― おわらないアトリエ
PAUL KLEE: Art in the Making 1883-1940

東京国立近代美術館
2011年5月31日– 7月31日
午前10時~午後5時 (7月の金・土曜日は午後8時まで開館。)
http://klee.exhn.jp/index.html

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