飛天闘神譚 - 異伝・小野篁

私が住んでいる区の図書館で
小野篁に関する本があるか調べてみたら、案外ありませんでした。



唯一小説だったのが、この『飛天闘神譚 - 異伝・小野篁』です。
あまり期待しないで借りたのですが・・・
結構面白かった(^-^)

小野妹子の子孫の、小野篁。

小さい頃は活発に遊ぶ男の子だったけど、その後学業に励んで
官人、学者、歌人となった人物。
そして、遣唐使に任じられたけど拒否して隠岐へ流されたのだ。
その後許され帰京して、出世していった・・・というのが表の人生。

でも篁は、じつは地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたという
伝説があるのよね。
この本では、篁は天帝(北極星) の子、北斗七兄弟の1人、揺光だったという設定。

憤死して怨霊となった早良親王(崇道天皇) との絡みで
ぐんぐん本の世界に引き込まれました(^皿^
この時代の小説は面白いなあ～～♪

--------------------
以前、崇道天皇に会いたくて、京都にある崇道天皇を祀った、
崇道神社に行ったことがあります。
(祟りを起こしそうな人たちを合祀した御霊神社にも祀られてますよ)

ここは本当にひっそりとした場所で、薄暗く、あまり人も訪れないのか
私が行ったときは、蜘蛛の巣があっちこっちに出来てました^^;

そこで写真を撮ったら、ことごとく変なふうに撮れちゃったのだ。
(もちろん心霊写真ではないですがｗ)
でも、もう一度訪れたい場所の1つなのです。

--------------------

飛天闘神譚―異伝・小野篁

• 作者: 冬木 亮子
• 出版社/メーカー: 冬青社
• 発売日: 2004/07
• メディア: 単行本

タグ：小野篁