ボルゲーゼ美術館展 [アート]
京都国立近代美術館で、2009年12月27日まで開催されていた、
ボルゲーゼ美術館展。
それが東京にやってきました。
上野にある、東京都美術館。
2年間という長い改修工事に入る前の、最後の展覧会です。
ボルゲーゼ美術館は、イタリア・ローマ市にある美術館。
名門貴族であったボルゲーゼ家歴代のコレクションが展示されてます。
ボルゲーゼ家の枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼは、17世紀を代表する大パトロンだったそうな。
彼や、その子孫たちが集めたコレクションの中から約50点がお目見え。
ルネサンス・バロック美術。
このへんの美術に疎い私には、ちょっと難しい展覧会(笑)
それに、キリスト教のことをほんっっとに知らないので、
どの情景を描いたモノなのかが分からず、解説がないと難しいです^^;
今回の目玉とも言われる、ラファエロの『一角獣を抱く貴婦人』
この絵はもともと、一角獣じゃなくて車輪の一部が描かれてました。
そして肩にはマントを羽織っていたんだよ。
でも、X 線写真で調べてみると、それは後世の人によって描かれたものだったことが判明。
で、洗浄&修復ののち、今回展示されている絵になったのでした。
きりっと意志の強そうな女性。
見ていて気持ちの良い絵でした。
この一角獣。
ツノの角度や鼻の形に不自然な部分があるらしく、もともとは一角獣じゃなくて、
一角獣と同じく貞淑や純潔を意味する犬が描かれていた可能性もあるそうな。
謎の多い作品です。
カラヴァッジョの『洗礼者ヨハネ』も、目玉の作品かな。
カラヴァッジョのことは全然知らなくて、
テレビ東京の『美の巨人たち』で、一週間ほど前に放送されていたのを見ました。
で、絵の才能はすごいけど、性格はハチャメチャで人まで殺して、
38歳に熱病で亡くなった画家だってことを知ったのでした。
そのカラヴァッジョの絵の隣に展示されていた絵に惹かれました。
バッティステッロの、『ゴリアテの首を持つダヴィデ』
全く知らない画家なのですが、
巨人兵士ゴリアテを殺して、ゴリアテの首を切り落とした羊飼いのダヴィデ。
そのダヴィデの誇らしげな顔がすごく印象的で、釘付けになりました。
ポストカードの写真では分からないけど、ちょっと頬を紅潮させて
胸を張ったところに光りが当たって表情を引き立たせているの。
この画家は、カラヴァッジョの影響をものすごく受けた人なんだってさ。
なるほど、確かに光と影の使い方は似ているかもな~なんて思って見てました。
カラヴァッジョの絵は、公式サイトで見て下さいね(^-^)
http://www.borghese2010.jp/viewpoint.html
展覧会では、ボルゲーゼ美術館内の様子が見られる映像もありました。
ホントにゴージャスで凄い!!!
圧倒されました(◎_◎;;
宗教画は、イマイチ分からないけど
ポイントポイントで惹かれる作品があったので、観に行って良かったです。
まだ始まったばかりなので空いていたけど、
いろんな番組で紹介されるようになると、混雑は間違いないと思われます。
興味があったらお早めに(^-^)b
------------------
ボルゲーゼ美術館展
東京都美術館 (上野)
平成22年1月16日(土)~4月4日(日)
午前9時~午後5時(入室は午後4時30分まで)
http://www.borghese2010.jp/index.html
【おまけ】
帰宅後、家のベランダからの風景。
夕暮れの空、綺麗でした。
ボルゲーゼ美術館展。
それが東京にやってきました。
上野にある、東京都美術館。
2年間という長い改修工事に入る前の、最後の展覧会です。
ボルゲーゼ美術館は、イタリア・ローマ市にある美術館。
名門貴族であったボルゲーゼ家歴代のコレクションが展示されてます。
ボルゲーゼ家の枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼは、17世紀を代表する大パトロンだったそうな。
彼や、その子孫たちが集めたコレクションの中から約50点がお目見え。
ルネサンス・バロック美術。
このへんの美術に疎い私には、ちょっと難しい展覧会(笑)
それに、キリスト教のことをほんっっとに知らないので、
どの情景を描いたモノなのかが分からず、解説がないと難しいです^^;
今回の目玉とも言われる、ラファエロの『一角獣を抱く貴婦人』
この絵はもともと、一角獣じゃなくて車輪の一部が描かれてました。
そして肩にはマントを羽織っていたんだよ。
でも、X 線写真で調べてみると、それは後世の人によって描かれたものだったことが判明。
で、洗浄&修復ののち、今回展示されている絵になったのでした。
きりっと意志の強そうな女性。
見ていて気持ちの良い絵でした。
この一角獣。
ツノの角度や鼻の形に不自然な部分があるらしく、もともとは一角獣じゃなくて、
一角獣と同じく貞淑や純潔を意味する犬が描かれていた可能性もあるそうな。
謎の多い作品です。
カラヴァッジョの『洗礼者ヨハネ』も、目玉の作品かな。
カラヴァッジョのことは全然知らなくて、
テレビ東京の『美の巨人たち』で、一週間ほど前に放送されていたのを見ました。
で、絵の才能はすごいけど、性格はハチャメチャで人まで殺して、
38歳に熱病で亡くなった画家だってことを知ったのでした。
そのカラヴァッジョの絵の隣に展示されていた絵に惹かれました。
バッティステッロの、『ゴリアテの首を持つダヴィデ』
全く知らない画家なのですが、
巨人兵士ゴリアテを殺して、ゴリアテの首を切り落とした羊飼いのダヴィデ。
そのダヴィデの誇らしげな顔がすごく印象的で、釘付けになりました。
ポストカードの写真では分からないけど、ちょっと頬を紅潮させて
胸を張ったところに光りが当たって表情を引き立たせているの。
この画家は、カラヴァッジョの影響をものすごく受けた人なんだってさ。
なるほど、確かに光と影の使い方は似ているかもな~なんて思って見てました。
カラヴァッジョの絵は、公式サイトで見て下さいね(^-^)
http://www.borghese2010.jp/viewpoint.html
展覧会では、ボルゲーゼ美術館内の様子が見られる映像もありました。
ホントにゴージャスで凄い!!!
圧倒されました(◎_◎;;
宗教画は、イマイチ分からないけど
ポイントポイントで惹かれる作品があったので、観に行って良かったです。
まだ始まったばかりなので空いていたけど、
いろんな番組で紹介されるようになると、混雑は間違いないと思われます。
興味があったらお早めに(^-^)b
------------------
ボルゲーゼ美術館展
東京都美術館 (上野)
平成22年1月16日(土)~4月4日(日)
午前9時~午後5時(入室は午後4時30分まで)
http://www.borghese2010.jp/index.html
【おまけ】
帰宅後、家のベランダからの風景。
夕暮れの空、綺麗でした。
一角獣を抱く貴婦人より、
ぼくには、リュカさん家のベランダから見た夕暮れの空のほうが
美しく見えます。
ぼくには審美眼が無いのです。
by 未来 (2010-01-24 18:38)
カラヴァッジョ知らなかったしピオーネ・ボルゲーゼも全く知らなかったです。そんな大パトロンがいたんですね。
今度行ってみます。
by 匁 (2010-01-24 19:28)
疎いと言いながら・・・さすがです\(◎o◎)/!
私なんて『美の巨人たち』見ながらケラけら笑っちゃう人ですから(^^ゞ
by 甘党大王 (2010-01-24 19:38)
勉強して、しっかり絵画を見ていますね(^○^)
宗教画は、キリスト教の一場面などを描いているので、知らないとなかなか理解できないです(;^_^A アセアセ・・・
ラファエロの『一角獣を抱く貴婦人』きれいですね。
機会があれば行ってみたいと思います。
by green_blue_sky (2010-01-24 19:50)
上から書かれた絵を洗浄して元に戻したなんてすごいですね。
絵にもいろんな歴史があるんですねー。
夕焼け、一瞬、こういう時間がありますよね。ステキです!
我が家は、現在、ネットに覆われていて撮影不可です(;_;)
by ChatBleu (2010-01-24 20:54)
首を持つ方もなかなかの迫力ですね
by ulyssenardin36000 (2010-01-24 21:27)
素敵な夕暮れ。^^♪
どんな芸術品よりも、素敵です。
同じ空はありませんから。
by あらっ!たまちゃん。 (2010-01-24 22:09)
宗教画は映画などから知ることが多いですね
大概はホラー系だったりしますが(。・w・。 ) ププッ
by nano (2010-01-24 22:21)
最近は、芸術作品や文化遺産も、X線やCTスキャンなどを使用した調査・分析が行われていますよね。それによって、真の姿を復元できたんですから、素晴らしいと思います。一角獣の部分に車輪の一部が描かれていたら、ちょっと興ざめです。
by シービーちゃん (2010-01-24 22:42)
いつも上野の中央出口から出勤するのですが、この展覧会の大きな垂れ幕(?)が下がってて、気になるんですよねー。
この辺の美術を見ようとすると、バックグラウンドの知識は欠かせませんよね。
美術史わかりたいから、高校では世界史を取ったのに、結局赤点なんか取る始末でしたorz
てな感じで、苦手意識はあるのですが、あえて行ってみようかどうしようか(^^;
カラヴァッジョは、デレク・ジャーマンの映画(’86)の印象が鮮烈です。
確かに、ハチャメチャな人物として描かれていましたねー(笑)
by しろのぽ (2010-01-24 23:13)
さすが早いですね~。
この美術館は知りませんでした。
でもラファエロが好きなので、これは見に行こうと思っています。
確かにこの一角獣、ちょっと不自然かも…。それに一角獣(ユニコーン)って普通もうちょっと大きいですよね(鹿くらい)?いろいろ謎の多い絵なんですね。
by mami (2010-01-25 00:01)
カラバッジョ、作品も人生もとても興味がありますし、ご紹介のラファエロとバッティスティッロ、メチャメチャ好みです。
RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2010-01-25 02:05)
未来さん
ありがとうございます^^
ベランダからの景色、本当に綺麗でした。
もっともっとグラデーションがステキだったのですが
私のカメラではこれが限界^^
匁さん
私も全然知らなかったです(笑)
でも、ボルゲーゼ・・・すごいパトロン!!!
屋敷内の調度品なども、めちゃめちゃすごくて驚きました。
甘党さん
美の巨人たち、私も見ながらケラケラ笑ってますよぉ~
あの番組は堅苦しくなくて面白い!!!
green_blue_skyさん
ほんと、聖書を知らないと全く分からない世界(笑)
聖者、だれがどんなことをしたのかも知らないので
「ほえーーーー」って見てるだけでしたw
ChatBleuさん
最初は××が描いたものだと思われていたけど
実はいろんな文書なども出てきて、▽▽が描いたものだった・・・とか、そういうのたくさんです!(笑)
夕焼けって、刻々と変わっていく色がとても好きです^^
ChatBleuさんの家、今は見られませんよねぇ^^;
ulyssenardin36000さん
そうなんです。
なんだかとっても見とれてしまいました。
たまちゃんサン
同じ空・・・本当に無いですよね。
その日、その時間の特別の空。
とっても綺麗でした。
nanoさん
あははははw
分かります!!!
大概はホラー系(笑)
結構好きで見ちゃいますが、内容をすぐ忘れますw
シービーちゃん
ミイラなんかもX線、CTスキャンで調べられるから
傷つけないで良いですよね♪
そして女だと思われていたミイラが実は男だったとかw
楽しいです。
車輪を持っていた頃の絵は、魅力がイマイチ。
パネルで白黒写真だったからかもしれませんが^^;
しろのぽさん
おおおお!
そんなに大きな垂れ幕がかかっているのですか(笑)
本当にね、キリスト教分からないので
そのあたりの絵は深く理解できないです(笑)
世界史、私もあまり得意じゃなかったです^^;
点数が良いのはホントの古代ばっかりで、中世になったとたんダメダメww
苦手だけど、見るモノだけは見ておこうっておもって
今回行ってきました!
カラヴァッジョ、映画があるのですね~。
見てみたいかも^^
mamiさん
私もこの美術館知らなかったです^^
でも、ほんとすっっっっごいお屋敷でした(笑)
部屋毎に名前がついていて、それに合わせた美術品が展示されているの。
このユニコーン、小さすぎですよねw
室内犬がここに居たほうが、しっくりくるとは思いました^^
ぜひ、見てみて下さい。
末尾ルコ(アルベール)さん
カラヴァッジョの人生、なんだかすごいな~って思いました。
38歳まで、波瀾万丈で駆け抜けた人生だったのでしょうね。
性格めちゃめちゃでも、絵の才能はすごい!
面白いって思います。
ダヴィデの絵、こういうのすごい好み♪
by リュカ (2010-01-25 08:28)
夕焼けのワンシーン☆
すっごいステキですね〜♪
by お茶屋 (2010-01-25 11:16)
夕暮れの空のグラデーション、
ほんとにキレイですね〜〜^^
by ikuko (2010-01-25 12:21)
もう行かれたんですね。私は本場で見ました。
ボルゲーゼ公園の一画にある美術館で素晴らしいお庭にも目を見張りましたが、コレクションの数も凄いです。個人旅行だったのでゆったり見られました。
しかし、毎回日本の展覧会の押し合いへし合いの混雑さに腹が立って仕方ないのよ。日本はゆったり美術を鑑賞出来る環境じゃないって言うこと。人の頭見に行ってるようなんだもの (≧ε≦● )プン!
まあ、国土が狭いし西洋の様に大金持ちのお城なんか無いから仕方ないでしょうけど、ムダ使い(オリンピック招致に150億円も)するお金が有るならゆっくり観られる大きな美術館作って欲しいわ。
国立博物館なんか西洋と比べるとスズメのハナクソ(下品でm(_ _)m ゴメンナサイ )みたいでしょ。 つい言っちゃいました。失礼をば(○゚ε゚○)プププー
by ponnta1351 (2010-01-25 14:10)
お茶屋さん
夕焼け本当に綺麗だったんです。
見とれちゃいますよね^^
ikukoさん
もっと良いカメラだったら、綺麗にグラデーションが出たのかなって思います。
コンデジじゃ、ここまで(笑)
ponnta1351 さん
本場で見られたなんていいな~~~
写真と映像で、ボルゲーゼ美術館の内部を紹介してたんです。
自分の目でみたら、もっともっと感動するだろうなって思いました。
日本の美術館はまだまだだって思います。
でも他に無いですからね~^^;
ほんと、人の頭ばかりのときは悲しくなります。
バブルの時に作られた美術館も、いろいろ潰れちゃったし。。。
by リュカ (2010-01-25 17:25)
宗教画はあまり興味がない方なのですが、宗教色の薄い神話系の絵画はなかなか面白いなと思って鑑賞することがあります。
ここのところ、よう晴れているので、日の出や夕焼けが綺麗ですよね~。
by kou (2010-01-25 23:08)
私も神話系は結構好きです^^
この間は、雲の隙間から陽の光が漏れていて
一直線に川に向かって射していました。
綺麗だった~~
by リュカ (2010-01-26 08:10)
一角獣を抱く貴婦人って有名ですが、そんな秘密が隠されていたんですね~。
そういう事実が調査で明らかになるって、とっても興味深いですね。
私も、キリスト経とか全く疎いので、この辺りのモノは決して理解できないんでしょうね。
でも、そういうバックボーン無しにも感動を与えられる芸術って、スバラシイですね。
最後の写真、本当にキレイで、それこそ本の装幀とかにも使えそう♪
by SAKANAKANE (2010-01-31 15:02)
いろいろな秘密が分かっていくのって
面白いです^^
今までA氏の作品だと思われていたものが
じつはC氏の作品だった!ってのが多いこと多いこと!w
キリスト教は馴染みがないので、本当に疎いです。。。
たしかに、バックボーンなしでも、感動できる芸術って
素晴らしいと私も思います^^
by リュカ (2010-01-31 20:21)