小川芋銭のおうち

日帰り牛久旅行日記も、今日が最終回デス。

今回牛久に行こう！と思った理由は、

・・・相方くん 「牛久大仏が見たい！」
・・・私 「小川芋銭の雲魚亭に行きたい！」だったのです。

シャトーカミヤを堪能したあと向かったのは牛久沼方面。
牛久は、日本画家「小川芋銭（うせん）」の住んでいたところです。

この小川芋銭。
美術館でバイトをしていた頃に知った画家。
美術館には、他の美術館からも招待券が何枚か届きます。
その招待券を使ってフラリと見に行って気に入った画家なのでした。

河童の絵の画家って感じかな？
牛久沼周辺の景色、河童、キツネ、獺。そういうものを描いていて、とても優しい雰囲気の絵が多いのです。
日本昔話に出てきそうな絵だよ(^-^)

当時はお金が無くて、展覧会は招待券を使って行けても、図録が買えませんでした。
今は展覧会が混んでいて絵が観づらいと、
「図録買うからいいや」って思っちゃうんだけど、当時は見損ねたらそれで終わり。
そんなわけで、今よりもずっとずっと真剣に貪欲に絵を観てました。

100 円のポストカードを 2 枚だけ買って帰ってきて、それを部屋に飾っていたっけ・・・

牛久には、その小川芋銭が自宅敷地に建てたアトリエがあって、（でもその後病気で倒れてしまったので、アトリエは病室として使われていたんだそうな）
そのアトリエの名前が雲魚亭。

牛久に行くことがあれば、絶対に見てみたいなーって思っていた所だったのさ(^-^)

ネットで調べた地図は、めちゃめちゃアバウト。
だけど、牛久駅からはそんなに遠くないみたいなので、駅前の交番で聞けばいいね～なんて言っていたんだけど・・・
駅前に交番がありません^^;

普通駅前って・・・交番あるんじゃない？？(笑)
困ったね－、どうしようかねーなんて話していたら「河童」の看板を発見！
【河童 = 小川芋銭ゆかりのモノ】 に違いない！

そう予想を立てて、河童の看板が指し示す方向へ行ったのでした。

だんだん道が細くなって、郊外へ行っているっぽい。
牛久沼のほとりにあるはずだから、間違えてはいないね^^
曲がり角にくると、河童の看板があるので分かりやすかったです(笑)

小さな駐車場を見つけました。
周りは竹林で・・・たけのこが出ている！！！



わーお、感動っっ
ほんとにタケノコってニョキニョキ伸びるんだね～～(笑)

北海道って竹林が無いのです。
なので、こういう風景は新鮮で超感動なの♪

こんなに立派に伸びている竹！



外皮っていつ剥がれるのかな？
どうやって緑色の竹が顔を出すんだろう？誰か教えて(笑)

雲魚亭に到着する前に、竹林を見てきゃーきゃー感動する私。
だってこういう景色初めて見るんだもん(笑)

でもね、やっぱり雲魚亭を目の前にすると、感慨深いモノがあります。



ここに小川芋銭は住んでいたんだね～～。

土日祝日は室内を公開しています。
なんか、おばーちゃんの家に来た感覚。
6畳×2 と、8畳×2 の、昔ながらの日本家屋。

室内には複製画や芋銭の愛用品が展示されていました。


牛久沼と雲魚亭の間にある敷地からの風景。



ここには、河童の碑もありました。
芋銭筆の河童座像です。



カエルの鳴き声、鶯の鳴き声で賑やか。
そして、竹林やいろいろな木々。
牛久沼。

こういうところに住んでいたからこそ、
のびのびと遊んでいる河童や、楽しそうに釣りをしている獺の絵が生まれたんだな～って思いました。

来て良かった。

駐車場に戻る途中、塀に付いているカタツムリを見つけたよ。



カタツムリって・・・ 10 年以上見ていなかった気がする(笑)
幼少の頃住んでいたところを思い出しました^^

いっぱいいっぱい、土と草の匂いを嗅いで帰ってきたよ♪
楽しかったです^^


【小川芋銭の絵はこちら↓】
http://www.ushiq.net/~ushiq/wsen/index.html

【お気に入りの絵↓】
http://www.ushiq.net/~ushiq/wsen/selection1/pic_wsen019.jpg




・・・そして、当然のことながらご当地キューピー買って参りました。
牛久大仏周辺のお土産屋さんで買ったんだけど・・・ちょっとキューピーの目が小さくて。
これはニセモノかもしれません(笑)

タグ：小川芋銭 アーティスト 牛久

コメント 12

(　´･∀･`)へｰ「小川芋銭」初めて知りました。
リュカさんのBlogは物知りになる～！

>ネットで調べた地図は、めちゃめちゃアバウト。
そりゃいいですね。場所を探すのも楽しみの１つですよね。(^_-)-☆
by noru (2008-05-06 13:58) 

小川芋銭、初めて聞く名前です。河童の絵・・・
これでひとつは利巧になりました。
よき日本の古い家、見るとほっとします。
竹の子、カタツムリ。
カタツムリは小さい頃はよく見ましたが大人になってまったく見ないです。

by neko (2008-05-06 15:51) 

かたつむり・・・・確かに、子供の時以来見てないような気がします！
そっかあ～、以前のブログで京都へ行くとおっしゃってましたよね！
だる満へ行かれたんですね♪
なんだかうれしいです～☆
あの辺りは、平安神宮があって、美術館も近く、だる満の並びにも
細見美術館があったでしょ？
ぶらぶらと散策するには、とってもいいトコロだと思います☆
by かねぴーさん (2008-05-06 16:10) 

本当に河童がでそうな雰囲気ですね。(笑）
楽しい日帰り旅行でしたね～♪
by KOTA (2008-05-06 17:16) 

キューピーの生産工場が茨城にあるので
そこかも＾＾
河童、小川芋銭は知ってるだけなので
為になりました(実はいったことない・笑）
北海道に竹林ないのは知りませんでした。
交流は大切だとしみじみ
by エア (2008-05-06 18:56) 

ただいまでござんす～。
タンデムでぶらりツー、いいですね♪
北海道に竹林ってないんだ！？初めて知りましたよ～。
筍を見るとやっぱり福田平八郎・・・なワタシ（＾＾；
はずかしながら、小川芋銭ってこんな人でしたね、と再確認いたしました。飄々としててかわいい♪
by しろのぽ (2008-05-06 22:15) 

noruさん
私も noru さんのところでいろいろ知ることができます^^
どうもありがとう。
場所、迷いながらもいろんな風景が見られたので良かったです(笑)

nekoさん
河童の絵が多いのに、私が好きな絵は
狐だったりカワウソだったりします(笑)
カタツムリって小さい頃はあんなに見ていたのになーって思いました。

かねぴーさん
平安神宮周辺、すごく良いですね～^^
そしてだる満も美味しかったです♪
その日のおばん菜に出てきたゴボウの天ぷらが長くて大きくてビックリしました！
次回は一乗寺あたりに行ってみたいです^^

エアさん
茨城にキューピーの工場があるのですか～～。
北海道に、本州みたいな立派な竹林無いです。
竹林のかわりに、白樺を見て育ちました(笑)
でも、どうやら道南のほうにはあるらしい・・・

しろのぽさん
おかえりなさーーーーい！！
無事にご帰還何よりですっっっ(^▽^)/
竹林ね、道南にはあるみたいです。
見たこと無いけど(笑)
私がまだ北海道にいた頃、「たけのこ」というと、
薬指くらいの太さのヒョロ長い「竹の子」を言っていたんですよｗ
by リュカ (2008-05-07 09:44) 

ひろくるくるさん、takagakiさん、toshiさん、niceありがとうございます！
by リュカ (2008-05-07 09:45) 

私も行って見たいな～
茨城なら・・・連れて行ってもらえそう・・・むふ。
by ユキ (2008-05-07 11:57) 

ユキちゃん、おかえりーーー！
お疲れ様でした(^-^)
シャトーカミヤで、電気ブランとか買ってくるのは如何？

次回は冬にアンコウ鍋を食べに霞ヶ浦に行ってみたいって思っているのだ！(笑)
そういえば、アンコウ鍋食べにユキちゃんも何処かに行ったよね？
by リュカ (2008-05-07 13:39) 

小川芋銭って、自分も知りませんでした。
見せていただいて・・・、とても特色のある画家さんですね。ご本人さんの写真もとても特徴ある顔だなぁ!!
細くて、小さくての河童や人物、お化けなども、細密に描きこんでいるところと(この書き方も面白い)、白いまま残してある背景も、一度見ると忘れられなくなりますね。
リュカさんがお好きなのも良く分かります　^^

タケノコとカタツムリ(笑)、雲魚亭もそれっぽい!! 見つかってよかったですね。
by ぼるふがんぐ (2008-05-10 05:34) 

何年も前、美術展に行ったときは、どんな画家なのかな～なんて
軽い気持ちで見に行ったのですが、
美術館を出てくるときにはファンになっていました(笑)
こういう、どこかコミカルな、そして情緒ある絵って好きです^^
「余白の美」もそそられます！(笑)

タケノコって本当にあんなふうにニョキニョキ伸びるんだ～～って知れて感動^^
牛久、良いところでした^^
by リュカ (2008-05-10 09:49)