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レメディオス・バロ [アート]

今日はちょっと読み物風に(^-^)
長いので時間のあるときにどうぞ。

「レメディオス・バロ」
この人の絵が好きです。マイナーだから知らない人が多いと思うけど・・・
スペイン出身の画家で、シュールレアリストと言ってもいいのかな。
メキシコで亡くなったので、彼女の作品はメキシコにたくさんあるんだと思います。

初めてこの人の絵をみたのは、まだ21歳。
(ゆず猫ともまだ出会っていなかった頃だわ)

友人が持っていた本の中に、男性が足までとどく長いヒゲを自転車のように操って宙を浮いている絵があって、何とも言えない変な気分と、うわっ!好きだなこんな絵という気持ちが半分ずつ。
友人にこれは誰の絵か聞くと、「バロ」だと教えてくれました。

それからしばらく経って、今は無き西武美術館が以前に発行していた「ART VIVANT」-1989年32号- がバロ特集なのを発見。
ちょっぴり「ルネサンス」っぽくて、「時」を感じさせる絵が多くて面白い。

バロの絵にはたくさんの不思議な乗り物が出てきます。
初めて見たヒゲのおじさんも然り。 (この絵は「毛力移動」という題で1959年の作品だった)
これは彼女の父が水力技師であったため、各地を旅していた影響もあるんだとか。

この一冊を毎日毎日眺めて、バロの世界に浸っておりました。
でもこの本は白黒のページが多くて、実際の絵の具合がうまく伝わってこないところもあるのです。

ワタシが学芸員だったら、絶対バロの展覧会をやりたいよ~と思っていた 1999 年に
伊勢丹美術館でバロ展が開催されました。
電車のつり革広告で見つけたときは、感動しちゃいましたよっっっ(><)b

きっと学芸員さんで、バロのことが大好きだった人が居たんだろうね。
私はその学芸員さんとお知り合いになりたいわ!!

結局その展覧会の初日は仕事を休み、合計 3 回も観に行ってしましました(笑)
もうめちゃめちゃ感動でしたよ。
まじで涙で目がウルウルしちゃったもんね(笑)

今まで本でしか観たことがなかった彼女の作品。
印刷ではつぶれて分からなかった微妙な光沢、影、そういうものを実際に観て
初めてこの絵はこういう意味があったのかーなんて勝手に解釈してみたりしました。

全体的にバロの絵は物語の挿し絵のようなんです。
ひとつの絵で、いろいろなお話が浮かんできて、想像力がかき立てられます。

彼女自身の解説・カタログの解説も勿論楽しいけど、それだけに振り回されず、
自分勝手な想像もまた楽しい。

そんな絵が私は好きです。だからバロの絵が好き(^-^)

バロの絵は、ここのサイトで見られますよ♪

http://www.meijigakuin.ac.jp/~inaba/varo/index2.htm

夢魔のレシピ―眠れぬ夜のための断片集

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  • 出版社/メーカー: 工作舎
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 単行本
The Magic of Remedios Varo

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コメント 12

サイトのほう、見に行きました^^
···絶句です。
綺麗とか美しいというのはもう土台にすぎず、なんだかそれを超えた不思議な魅力(魔力?)
敢えていうなら、幻想的が近いのかな?

ヤバイです、汚い言いかたですが「どストライク」です(>_<)b
なんという魅力だろう···
by (2007-11-12 14:24) 

You

サイト見に行ってみました~
幻想的な絵を描く人なんですね。ひとつひとつ深い物語が浮かんできそうです。
仕事の合間に、ちょっと癒されました~☆
女性の画家さんってまだまだ貴重ですよね♪
by You (2007-11-12 18:20) 

リュカ

iro-act さん
あははは(笑)
どストライクですか(^-^) それは良かったです。
バロのファンが一人増えたっと(笑)
99年に展覧会があったっきり、日本にバロの絵は来てないです。
伊勢丹美術館に居た学芸員さんにまた頑張って貰いたいわ!

Youさん
気分転換になったようで良かった良かった^^
私のハンドルネームに使わせて貰っている「リュカ」は
フランスの画家「マドレーヌ・リュカ」からとったのですが、
彼女もマイナーで、なかなか絵が出てきません(笑)
私自身ネットの画像と図録だけで、実物は見たことがないんですよ~。
ホンモノがみたい!
by リュカ (2007-11-12 20:54) 

リュカ

rebeccaさん、takagakiさん、niceありがとうございます。
by リュカ (2007-11-12 20:54) 

エア

サイト見ましたが、抵抗なく見られました。
見方が浅いのかもしれませんが
70年代ロックジャケットにあったような気がします。
もう少しポップですが。
by エア (2007-11-13 00:42) 

ぼるふがんぐ

僕も初めて見ました。バロの絵。
リュカさんがおっしゃっているように、シュールレアリズムって言うよりも、ルネッサンス風で、どこかのイタリアの協会の壁画か、古いフレスコ画のような感じがします。それでいて未来の、いや時間を越しちゃった感じのする色々な物体が描かれていて、時のジプシーって言うか、とっても不思議な感じ…。
気になる画家がまた一人増えてしまった。
本買ってきて見てみようと思います。 ^^
by ぼるふがんぐ (2007-11-13 06:17) 

ユキ

うん、私も初めてかも?
すごくいいですね。
私も本買ってみようかな・・・・。
by ユキ (2007-11-13 09:46) 

リュカ

エアさん
本も絵もそうだけど、それぞれ好みがあるからどうかな~と
思ったんだけど、抵抗無かったようで良かったです(^-^)v

>70年代ロックジャケットにあったような気がします。

結構ジャケットなどに使われているもので素敵な絵ありますよね~。
つられて買っちゃったりしちゃうんですよね(笑)

ぼるふがんぐさん
>どこかのイタリアの協会の壁画か、古いフレスコ画のような

うん、まさにそんな感じがします(^-^)
ものすごく不思議な感覚がするんですよねー。
でも、そういう感覚がとっても好きだったりします。
バロの絵を見ていると、この絵の中に住みたいって思っちゃうんですよね(笑)

ユキさん
気に入ってもらえて良かった(^-^)
何処かの本屋で見かけたら、ペラペラ~っと見てみて~(笑)
バロの絵に似た雰囲気の絵を描く日本画家を最近知ったので、
そのうちその人のことも書こうかと(笑)
by リュカ (2007-11-13 13:22) 

da-kura

確かに!
見る人に考えさせるのも
作品コンセプトなのかもしれませんね。

サイトも見ました。
「菜食主義の吸血鬼たち 」にはクスッときましたよ。

ところで、大学時代、私は何とかして単位を稼ごうと、
他学部の単位枠を最大限使い、教育学部の「図書館学」を
履修していました。
私のような不真面目な学生と、学芸員を目指す真面目な学生とが
共存する講座で、不思議な空間だったなぁ・・・。
by da-kura (2007-11-14 00:53) 

リュカ

ちょっとユーモラスな絵もあって面白いでしょ?(笑)
この画家は猫も好きだったみたいで、シダの葉っぱで出来た猫の絵もあるんです。
可愛いんだよ~。
図書館学の授業をとっていたのですか。いいな~(^-^)
私は博物館学をとっていたんですけど、茶碗を割って、それを修復する作業とか面白かったです(笑)
by リュカ (2007-11-14 09:31) 

しろのぽ

こんにちは。iro-actさんのとこからまいりました。

バロ展なつかしい!私も行きました。もう8年もたったんですっけ?
私がバロを知ったのは、その何年も前(覚えてないです)の「STUDIO VOICE」でした。
なかなか他にないユニークな画家ですよね。特有の「匂い」を感じるというか。図録も大事に持ってます。
by しろのぽ (2007-11-15 15:16) 

リュカ

おおお、バロ展行かれていたのですね!!!
またやってもらいたいって思ってるんですよ~~。
独特の雰囲気を持った画家でとても好きです^^
by リュカ (2007-11-20 11:07) 

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